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緊急・災害情報

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平成23年3月

3月2日                    
新年度予算案発表
 1日 役場庁舎内で記者会見を行い、新年度予算案を発表しました。

 予算の規模は、一般会計は前年度より3.9パーセント増の3,739,000千円、特別会計は1.7パーセント増の2,520,641千円 合計 3.0パーセント増の6,259,641千円。
予算編成にあたっては、財政調整基金に手をつけないで予算を組むという方針で、徹底した事務事業の見直しを政策会議でおこなった結果、昨年に続いて2年連続で財政調整基金を取り崩さないで予算を組むことができました。
又財政調整基金を568,725千円から670,150千円に 庁舎建設基金を386,326千円から536,327千円に積み上げる22年度補正予算案を編成することができました。

 新年度予算に計上された主要事業は次の通りです。貴重な財源は、私が3年前に町民に約束したマニフエスト(新しいまちづくり)を実現する政策に重点的に配分しました。

元気な子どもの声が聞こえる町
■一宮町子ども医療費助成事業               3,156千円
※県に先駆け、8月1日から小学校4年生から中学校3年生までの医療費助成を拡充します
■病児保育委託事業                             
720千円
※新規に、就学前の児童を対象に、白子町のさかい医院への委託をします
■子ども手当                        264,360千円
※3歳児未満は月額20,000円を支給。
(その他は13,000円)
■公立保育所改修事業                    5,000千円
※児童の健康増進と育児環境の改善のため、町内3保育所の空調設備の取り付けを行います
お年寄りが安心してすごせる町
■外出支援事業(新にこにこサービス)           
9,836千円
※シルバー人材センターに委託
在宅高齢者の方と身体障害者が町内の移動の為、送迎サービスを行います

若者が集う町に
■新規観光事業                       11,801千円
●観光客おもてなし事業                  7,006千円
※JR上総一ノ宮駅前に観光案内を新規に設置し、 観光客の一宮町に対するイメージアップを図り、長期滞在やリピーター化を図るため実施します
●観光情報データベース化事業             
3,535千円
※観光情報の収集と、新たな観光資源の発掘を行いデータベース化します
観光リーフレットや散策ルートを作成しプロモーション活動を実施します
●観光パンフレット作成                   1,260千円
        
※最新の観光情報を発信します
■釣ヶ崎広場舗装整備事業                
35,000千円
※約3,300㎡の整備
歴史的な伝統文化の継承の地でもあり、世界的なサーフィンスポットでもある広場の整備を実施します

安心して暮らせる町に
■浄化槽等維持管理実態調査事業             4,975千円
※県内で初めて、浄化槽の実態調査
新規に町内全域に設置されている浄化槽の維持管理状況等について実態調査を実施し、きれいな一宮川・美しい海の環境保全と良好な生活環境を保つために必要なデータを収集します
■町内防犯灯LED化事業                 
20,242千円
※町内の既存防犯灯約1,600基のうち810本を設置替えします
環境面においても消費電力の低下により、CO2排出量も削減される為、地球温暖化の抑制にも寄与することになります
■住宅リフォーム補助事業                  2,000千円
※地域経済の活性化と快適な住環境づくりを目指し、1件当たり20万円補助を上限として、予算の範囲内で事業を実施します
  
新年度予算案は、3月8日に開会する第1回一宮町定例会に上程されます。


3月9日                     
第4回一宮の魅力ある海岸作り会議
 6日 保健センターで開催された第4回一宮の魅力ある海岸作り会議に出席しました。

 住民から広く意見を求め、より良い海岸を作るために昨年6月に発足したこの会議も、4回目を数えました。
6日の会議では、東日総業株式会社海岸支店から海へ出て南側にある6号ヘッドランドについての協議が行われました。
会議の結果によっては県が計画している工事の形を変えることは可能かという質問を良く受けますが、6日の会議では、県が当初から計画していたヘッドランドのほかに離岸流(神奈川県ではこの離岸流によって10名以上のサーファーが亡くなっているそうです)の抑制を図るタンカー形状案や潜堤案が新たに提案され、次回継続して討議することになりました。
一宮と同じような会議を重ねながら、当初計画されていたヘッドランドの建設を中止し、養浜事業を実施して砂浜を回復した湘南海岸の事例もあります。
今後も、引き続き会議を重ね合意形成を図りながら、一宮海岸の現状に合った工法等を検討し、魅力ある海岸づくりを目指していきたいと思います。

第1回町議会定例会開会
 8日 平成23年第1回町議会定例会が開会しました。

初日のこの日は、町長の施政方針のほか一般質問と議案審議が行われ、議案第1号議案から第15号議案(補正予算案が中心)までが賛成多数で可決されました。新年度の予算案(第16号から第20号議案)は、9日から開催される委員会に付託され、14日の2時から開催される本会議で採決されます。
 
 9名の議員から一般質問を受けました。「今まで長年一宮町の議会を見てきたけど、こんなに多数の議員が質問したことは無かった」この日傍聴していた板倉 正氏の感想です。板倉氏は長年にわたって議員として活躍された大先輩です。
住民の代表である議会が活性化することは住民自治にとって喜ばしいことです。答弁する執行部は大変ですが。


3月10日                          
好評だったトマト便
 昨年の4月21日からスタートしたトマト便について区長さんを対象とした
アンケートを先日実施しました。その結果は大変好評でした。

 トマト便は、地域と役場を結ぶネットワークの役目を担っていますが、うまくコミュニケートが図られたかの設問に回答者30人のうち14人が大変良かった、10人がまあまあ良かったと回答しています。

 又平成21年度まで各課が持ち回りで回覧物を配布していましたが、担当職員を固定するトマト便とどちらが良いですかの設問には、29人の回答者のうち25人がトマト便のほうがよいと圧倒的に支持しています。

伝えた意見・要望、相談等に対する対応については、すばやい対応や回答があったというものが18人、おおむね対応や回答があったが8人、あまり対応や回答がないはわずか2人でした。

 今後の改善要望の中には、役場と区長間の連絡を密にする意味からも連絡簿(往復に使用)を作成したらという意見もありました。

 スタートするときには、色々意見もありましたが、やってよかったと思います。この1年間トマト便を担当した職員のかたに感謝します。ご苦労様でした。


3月14日                  
東北地方太平洋沖地震
 3月11日午後2時46分ごろ東北地方太平洋地震が発生し、世界観測史上最大級のマグニチュード9.0を記録し、宮城県では震度7、一宮町では震度4を記録しました。
町では、午後2時50分に避難勧告を防災無線で住民に周知すると共に、海岸地区には防災車・道路パトロール車で避難を呼び掛け、巡回を行いました。午後3時に一宮町災害対策本部を設置し、避難住民の受け入れ体制を整え、また一宮川水門の閉鎖を行うとともに河川水位の監視を開始しました。
また、保育園児・小中学校の児童生徒の保護者への引き渡しを無事行い、避難者の受け入れを開始しました。その結果、14か所への避難所へは927人の方々が避難されました。

3月11日午後6時ごろの津波第3波と午後8時ごろの第5波が、新一宮橋の近くの堤防を乗り越え、周辺の住宅に浸水しました。県が一宮川河口に設置した水位観測計によると最大2.7メートルの津波が押し寄せています。

3月12日朝8時30分から全職員による被害調査を行い、津波による床上浸水が30戸、床下浸水が28戸、道路損壊が1ヶ所ありました。

午後1時10分に避難勧告を解除し、午後2時10分に大津波警報から津波注意報への切り替えを防災無線にてお知らせしました。避難勧告や避難指示は町村長の判断で行いますが、大津波警報や津波注意報は、気象庁が行います。

今回の災害にあたり、避難所を提供していただきました各施設長の皆様、炊き出しをしていただきました日本赤十字社千葉県支部一宮町分区の皆様、アマチュア無線の皆様、消防団の皆様、食料品を提供していただいた株式会社せんどう様、株式会社セブンイレブンジャパン様、綱田集会所を自主解放していただきました綱田区長様、協力していただいた大勢の住民の皆様、昼夜にわたり奮闘いただいた職員の皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
東北地方太平洋地震で被災にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げるとともに一日も早い復旧をお祈りします。


3月16日                   
第1回町議会定例会閉会
 14日 3月8日から開会されていた第1回町議会定例会は、14日に開催された本会議で平成23年度一般会計予算案ほか定例会に上程されていた全ての議案を可決し、閉会しました。

一宮中学校卒業式
 15日 一宮中学校の卒業式(第64回卒業証書授与式)に出席しました。

 3月は卒業式の季節です。3月4日の一宮商業高校をトップに一宮中学校、一宮小学校、東浪見小学校、保育所と続きます。
私は卒業式でいつも子どもたちからたくさんの元気をもらっています。

 一宮中学校の卒業式、まだ木の香りがにおう完成したばかりの新しい体育館で行われ、122人の卒業生一人一人に小川 力也校長先生から卒業証書が授与されました。
式典の最中に東北地方太平洋沖地震の余震が発生する場合も想定し、対応策を準備して式を挙行しましたが、無事式典を行うことができてホッとしています。
卒業生代表の答辞は、胸に迫るもので、会場には感動して涙を流す人が多く見られました。
式典の始まる前に、東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々を哀悼して黙祷を行いましたが、子どもたちには、苦しんでいる人や困っている人に手を差し伸べる優しい大人になって欲しいと思います。


3月23日                    
 戦後最悪の災害となった東日本大震災の記事を紹介します。いかに今回の大津波が想定外の巨大津波であったかが分かります。
ハザードマップ
21日の朝日新聞には、陸前高田市の戸羽 太市長の次のような話が掲載されていました。戸田市長は今回の津波で奥さんが行方不明です。
「津波対策として、津波被害の予想を示したハザードマップ(浸水マップ)を各家庭に配っていた。―――こういうのも大切なんですが、最悪でこれなんだと示されると、それが頭に入っている人たちは、そのエリアから抜ければ大丈夫と思ってしまう。今回はその区域を越えて水が襲ってきた。情報はあくまで推測だということを分からないと、こういう大惨事になってしまう。」
一宮町でもハザードマップを配布していますが、これはあくまでも一つの推測であることを忘れてはいけないと思います。
幹部職員が全滅した大槌町
 21日の読売新聞には139人の町職員のうち町長以下30数人が死亡、または行方不明となっている岩手県大槌町が報道されていました。
 大槌町では、災害対策本部を倒壊の恐れがある役場庁舎から駐車場に移したところを大津波に襲われ、加藤町長以下幹部職員多数が死亡、行方不明となっています。
非常階段に逃げて助かった副町長を除いて総務課長、企画財政課長、税務会計課長、町民課長、福祉課長、産業振興課長、地域整備課長と町長部局の幹部職員全員が死亡、または行方不明となっています。
 大槌町は東梅副町長のもと一丸となって役場OBも泊まり込みで、残った職員が力をあわせて災害復旧に全力を挙げています。
避難所で被災 想定外の大津波
 23日の日経新聞には、市指定の避難所で多数の住民が大津波に襲われ死亡するという痛ましい釜石市の事例が取り上げられています。
 昨年オープンした防災センターに避難した住民が津波に飲み込まれて50人以上が死亡し、多数が行方不明となっています。
野田武則市長は、「指定した時点では、まさか、あそこまで津波が達するとは思っていなかった」と語っています。想定外の大津波だったことが分かります。


3月24日                  
南相馬市に支援の手
 20日 一宮町の住民が中心になって地震と津波そして原発事故による全町避難という深刻な事態になっている福島県南相馬市に支援物資(クッキー1700箱)が届けられました。

 南相馬市は、平成18年に旧小高町、旧鹿島町、旧原町市が合併して誕生しました。私も一度見たことがありますが、勇壮な相馬の野馬追いが有名です。
一宮町と同じように太平洋に面し、サーフィンを目的とした多くの来訪者がありサーフィン選手権大会も行われ、サーフタウンともして知られています。
一宮の魅力ある海岸づくり会議がきっかけとなり、南相馬市と一宮在住のサーフィン愛好家の交流が始まり、今回の運びになったものです。
全国から集まったクッキーの箱をトラックで一宮から南相馬市まで運んだAさんの話によると、見渡す限りの瓦礫の山で声も出なかったそうです。
丁度避難所で南相馬市の桜井市長と会うことができ、私のお見舞いの手紙を届けていただきました。桜井市長はよくテレビにも出演して災害復旧の訴えをしていますが、連日市民の安全確保と災害復旧の陣頭指揮を執られています。
市民の力が一つになって立派に復旧して、あの勇壮な野馬追いを又見る日がくることを信じています。


3月29日                       
災害対応・復旧補正予算を専決処分で
 3月11日発生した東北地方太平洋沖地震による津波対応経費と被害復旧経費が必要となったため、3月17日付で平成22年度第6次補正予算を専決処分しました。
 補正額は、11,290千円で主な内容は災害対策本部に従事した職員の時間外手当、床上浸水被害を受けた町営大村住宅の補修工事、町道の災害復旧工事と震災被災者受け入れ施設賃貸料です。
 今回の震災で被災された方を一宮町へ迎え入れるために町が民間の住宅を借り入れ、きめ細かな支援は住民団体である被災者受け入れ支援の会(代表 高千代 秀男)が行います。

本件については、議会に提出すべき案件ですが、緊急を要し、議会を召集するにも時間的な余裕がないことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分するものです。次期開催の議会に報告し、承認を求めることになります。


3月30日                       
すべては想定されていた
 原発事故の報道で事故の原因として想定を超えた大津波、想定を超えた機器の故障など「想定を超えた」という言葉が安易に使われているが、果たして本当に想定外だったのかと29日付の毎日新聞「発信箱」で報道部の記者が発言しています。
 <最大の水位上昇がおこっても敷地の地盤高(海抜6メートル以上)を超えることは無いというが、1605年の東海・南海巨大津波地震のように、それを超える大津波もありうる> <外部電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーも機能しないという事態がおこりかねない><炉心溶融が生ずる恐れは強い。そうなると水蒸気爆発や水素爆発がおこって格納容器や原子炉建屋が破壊される><4基すべてが同時に事故をおこすこともありうるし、爆発事故が
使用済み燃料貯蔵プールに波及すれば、放出放射能が一層莫大になるという推測もある>
 これはすべて今から14年前に地震学の権威神戸大の石橋克彦氏が論文で発表している内容です。恐ろしいほど正確に今回の事態を想定しています。しかも石橋氏は、国会の公聴会でも同じ内容の発言をして「地震大国日本は原子力からの脱却に向けて努力を」と警告しています。
電力会社や原子力の専門家の「ありえない」という言葉を疑いもせず、石橋氏の訴えに政治家もメディアも耳を傾けなかったということは、大変残念なことです。
自然の力を人間の都合に合わせてみくびった『想定』のあげくに今般の破局をもたらした過ちを私達は再び繰り返してはいけないと思います。

 3月31日
新たな門出
 昔から3月は別れの季節といいますが、今日は6名の方に退職辞令を交付しました。
東日本大震災で苦しんでいる人のことを考え、恒例行事である花束贈呈による玄関前での見送りは辞退したいという声を退職者の方からいただきましたが、私はこういうときだからこそ、いつものように行うべきだと考えて例年のとおりにお見送りをさせていただきました。
 自宅で充電する方、再雇用で引き続き役場で働く方、民間の新しい職場で働く方、それぞれ歩む道は違いますが、春の光が降り注ぐすばらしい天気の中で退職される方の新たな門出を職員一同でお祝いできて本当に良かったと思います。
町役場での今までの経験を生かして元気一杯活躍されることを期待しています。