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町長日記 平成29年1月19日(一宮町乳牛組合新年会に出席)

一宮町乳牛組合新年会に出席

 一宮には今、乳牛を飼育している組合員の方が4名おられます。今日はそのうち 3 名の方が出席されました。わたくしも、組合員の皆さまのお話を伺って、大変勉強になりました。


【生乳の買い取り価格が生産経費に対し伸び悩み、後継者難につながっている】
 まず、生乳の買い取り価格が生産経費に対して伸び悩んでいることが、飼育している牛の頭数の減少につながっているし、後継者難につながっている、とのお話が印象的でした。生乳は、厳しい乳質基準をクリアしたものは、契約で長生酪農協を通じ関東生乳販連にすべて引き取ってもらえるが、しかし、その価格は1 年単位で決められ、市場の動向で短期的に上下するということはないそうです。それは安定ともいえますが、買い取り価格が伸び悩み、酪農家は大 変苦しいということです。

 以前は、生乳販売が主で生活出来ていましたが、その後、生乳価格は伸び悩みました。農家は、それへの対応として、F1(学術用語で 1 代雑種の意味)と 俗称される、ホルスタインのメスに、黒毛和牛のオスを掛け合わせた子牛を生ませ、これを育てて出荷するという応急策をとるに至りました。結果、後継牛が減り生乳の再生産能力が減りましたが、このF1 は、乳牛ではなく、霜降肉用 の肉牛となるのだそうで、比較的高く売却できるそうです。
 この応急策で、酪農家は急場を凌いだのですが、その収入があるなら、ということで、牛乳メーカーの生乳買い取り価格が生産経費に対して伸び悩む結果になってしまいました。
 酪農家としてはやはり生乳生産で収入を得たいのだが、価格が今のままでは、展望がないので、子どもさんにも後を継げと、いえないとのお話でした。水稲と同じような、買い取り価格低迷の問題があり、酪農も難しいのだとい うことを改めて認識いたしました。行政はここで、何をどうすれば皆さんのサ ポートになるのでしょう。十分に思案をめぐらさなくてはなりません。

 さて、長生酪農協の組合長さんによると、一宮町乳牛組合の皆さんが出荷している長生酪農協は一宮町内にあり、現在千葉県内にある 8 つの酪農協の中でも一番歴史のある酪農協で、設立は昭和 23 年、今年で第 69 回の通常総会を迎えるそうです。ピーク時には組合員数が 378 名だったそうですが、環境問題、高齢化、後継者不足などの問題もあり現在一宮町乳牛組合の生産者 4 名を含め、17 名まで減少してしまっている現状ということです。
 ところで、睦沢には新生酪農という会社があります。そこは、一宮の乳牛組合の皆さまとは全くの別組織で、生活クラブ生協のリードで出来た組織で、そちらが主たる販売先であることも教えて頂きました。新生酪農関係では、千葉県内には「農事組合法人 新生酪農クラブ」という組織が睦沢町にあり、2014 年の段階で、山武市・千葉市・八街市・睦沢町・いすみ市などに跨る組合員 26 名、乳牛 1383 頭の規模で展開していることがその後、ネット検索した結果わかりました。