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町長日記 11月17日(障害者就業支援についての打合せとクリエーターズ・ミートアップに参加)

    今日は、色々な会合がありました。

 午前中、わたくしの中学高校時代の同級生である西村俊輔氏が、現在勤めている会社の方と見えました。聞いたところでは、親会社が人材派遣業をしており、障害者雇用促進法により、相当数の障碍者を雇用する必要があります。そこで、子会社を作り、そこで障碍者を雇用し、それと本社とで連結させることで、法の規定をクリアーしようというのだそうです。見えたのは、その子会社の方です。

 そして、障碍者の雇用は、東京では人材取り合い状態であり、展開が順調に展望されないので、地方で展開したいということでした。すでに群馬県富岡市で、養蚕事業を中心とした障碍者雇用事業所を立ち上げているそうです。会社全体としては。コンプライアンスと、会社の社会的イメージ向上を行い、ブラック企業と認定されないための戦略としてこうしたことを行っているのだそうです。

 たとえば、押し花などであると、知的障碍者の方々は、たいへん素敵なものを作ることができるそうで、ひとつ実例をもってきてくれましたが、一宮でもそうした事業を展開したいということでした。役場の役割としては、そうした事業が展開できる場所の選定を手伝うことはできないか、ということがひとつ、そして、そこでの事業展開を、ひとつのモデルとして発信してゆくことを一緒にやってもらえないか、ということでした。

 もちろん、具体的には、色々と課題もあると思いますが、障碍者の雇用というものを30人規模で作ってまわしてゆきたい、という考えを会社はもっているので、一宮町としては、まずは雇用の増加につながるわけで、基本的には歓迎ということになります。特に、障碍者の皆さまの生活は相対的には不安定であるわけで、経済生活の安定につながるのであれば、喜ばしいことです。

 製品の販路ですが、そもそも親会社に社員が大量にいて、そのひとびとにノベルティーグッズなどとして販売することを考えているようです。すると、ベーシックな販路がまずは分厚く確保されているということで、事業として成り立ちやすいわけです。

 この事業は、結局親会社の大きな力が回ってゆくことを前提に考えられています。わたくしども一宮町が、東京という巨大な存在を前提にして自らのありかたを支えている現状に、かなり近いものがあります。親会社は、コニカの系列だそうです。

 保育所の跡地が、果たして事業所の候補になりうるか、まずはひとめ見てもらおうか、ということになりました。現在、保育所跡地の一階は、コミュニティーセンター的に使用しようということになっていますが、西村氏の話では、たとえば二階を借りた場合、一階の管理までその事業所で請け負うこともできる、との話でした。どうなるかわかりませんが、少し前へ進めて検討してみたいお話だと思いました。

 その後、商工会館へ伺い、クリエーターズ・ミートアップという催しに参加しました。これは、現在すずみねに入居し、女性の就業支援を行っているマミーウェイという会社の主催で開催されたものです。全国のフリーデザイナーをつないで、インターネットの広告を作成する制作会社が、これまでにクリエーター養成講座を開講し、実際に人材を育ててきたことが背景にあり、会社のトップの型、またそのセミナーを受けてプロになって活躍している方が見えました。そして、その方々の実際の経験に即して、プロとして働いてゆくまでになるためには、どういう過程をたどるのか、どういう点が注意すべきポイントなのか、といった事柄を具体的に述べてゆく、というものでした。

 会社のトップの呉さんは、もと自分でCG(コンピュータグラフィック)などを作っていた方であるということで、含蓄のある話を展開しておられました。印象に残ったことは、いっぱいあるのですが、特に、ねじれたドーナツをCGで作るのに、なかなかそれらしくできず、一週間ドーナツ屋に通って、作り方の一部始終を観察して、それでようやく満足するものができた、というお話は心に残りました。小学生のときに、丸山応挙が、いのししの絵を書いたところ、猟師に、これは死んだいのししだ、生きているときは毛が立っているのだ、といわれて、実際にいのししをみて、「それから写生ということを心がけるようになった、という話を国語の教科書で読んだのですが、それを髣髴とさせる話です。

 クライアントのことを良く考えて、受け取った人がその先どうするか、まで考えてつくること。そうしたホスピタリティーが大事。女性は子供を育てていることにおいて、ホスピタリティーで男の先をいっている。女性の応援の意味もある。たくさんの先人の作品を見て、模写することが大事。

 女性の、セミナーを経て現在プロとして活躍している渡辺さんという方も、率直で、好感度の高い方でした。ふたりの子供を抱えていて、下の子供はいま手がかかる段階だ、といっておられましたが、好きなので仕事ができる、といっておられました。この業界は、子供を仕事場に連れて行っても、ごく自然に受け入れてくれるので、やりやすい、ということも言っておられました。歌手でもあるようで、高田馬場などのライブハウスに出演すると言うことで、宣伝もしておられました。

 家にいてもできる仕事。全国レベル・世界レベルで仕事ができる。一宮で是非そうした仕事をたくさんの人に展開してほしい。そうした経済的活動が展開することが「地域が元気になる」ということの中核だと思うのです。これから、有料のセミナーを開講すると言うことですが、多くの方が参加することを通じて、自らの仕事を獲得することにつながってくれれば、たいへんありがたいことです。