町長日記2018年1月18日(社会福祉協議会理事来庁と地方創生市町村長トップセミナーに出席)

   今日は、朝、ボランティアセンター幹部のお二人が見えました。社協をもっと重視してほしい、という申し入れでした。仰るとおりで、従来にも増して社協の役割は大きくなっていますので、当然そうした方向で考えている、とお答えいたしました。

   午後は、東京麹町のホテルで開かれた、内閣官房主催による「地方創生市町村長トップセミナー」というのに出かけました。地方創生も開始以来4年目の終わりに差し掛かり、平成30年度、5年目の政府側の施策はどうなるか、ということについての話でした。

 ひとつの目玉として、産・官・学連携で、地方の産業を伸ばすようなプロジェクトを支援する「地方大学」を巻き込んだ形での補助金が設定されるとのことでした。講演者のおひとり、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局・地方創生総括官の唐澤剛氏は、「大学を相手に総額100億の補助金は、今後あるかないかわかりません」といっておられました。

 しかし、聞いていて、大学のことをある程度知っているわたくしからすると、これはまた短いスパンで進められたら大変だ、大学は短い間に中期的・長期的にも有効なプランなど作り出すことはできないだろう、と少々醒めた気持ちになりました。日本社会は、大学に即効性を求めすぎです。大学は、5年から10年単位で補助金を使わせてもらえれば、或いはきちんとした成果を出し、しかもその効果は持続できるかもしれません。しかし、単年度で、或いは複数年度でも短いスパンで成果を求められては到底無理な話になってしまいます。そのあたりはどうなるのかが、帰趨に大きく関わると思いました。

 そうはいっても、何か出来ることがあれば、一宮町としてもトライしたいと思います。半額は町のお金で行う枠組みですから、安易な気持ちではいけません。慎重かつ大胆に考えてゆきたいと思います。