町長日記2018年3月18日(17区町長説明会と釣区総会に出席)

   今日は、昼過ぎから17区にうかがって、町政報告と意見交換を行いました。区長さんから頂いた要望事項として、オリンピック関連事業、駅周辺整備、防潮堤、保育所跡地利用、その他区の事項というものが挙げられていました。ひとつひとつお答えいたしました。

 オリンピックは、29年度の各種事業について報告し、今後の見通しについてもお話ししました。サーフィンのルールがわからないので、解説マニュアルを提供してほしい、という声がありました。これはオリンピック推進課で予算をとっているので、それをお話しいたしました。スポーツ関連企業から協賛金をもらうように、との意見もありました。

 駅は、スイカだけでは、不便だから、いらないのでは、という意見もありました。わたくしとしては、ないより有った方がよいと思うこと、高機能にすると、人件費がかかり、費用がかさむこと、などで苦渋の選択であることをのべました。

 保育所跡地では、17区は、浄化槽組合の部屋を使っているが、援助がない。3-7区までと同じように援助はないのか、との意見がありました。町の財産でないものには、補助金は出せないのではないか、という私見を見通しとして述べましたが、持ち帰って検討することとしました。敬老会などの活動には使えないのか、という意見がありましたが、それは構わないと思うという私見を述べました。

 区の事項では、避難路の建設については、周辺関係者の合意をとりつけてほしい、ということを述べました。区長条例については、現今の区長条例で困らない区もあるので、それぞれの意思に任せる、ということを述べました。区の分割については、一応2分割案でゆくのはどうかということ、その分割案作成については、地元と協議しながら進むことなどをお話ししました。避難経路看板については、総務課長が、17区はもとから安全であったが、海岸防潮堤ができてますます安全になったから、特に設けない、という返答をしました。

 その後、犬の糞解消問題、通学路表示増設問題、防犯灯増設問題、自主防災会の連絡会などの設立といった要望がありました。空き家に関する犯罪防止の必要を語る方もおられました。

 かなり多岐にわたる意見が出ましたが、他の区と違って、全体に行政に対して詰問的な雰囲気が強いのが地域的特色と感じました。これは、都会的作法なのかもしれません。

 夜は釣区へ伺いました。こちらは、穏やかな会合となりました。ただ、オリンピック本体に、地元の要求を出せないのか、というご質問には、困りました。オリンピックは、組織委員会が中心で、IOC,ISAなどの国際機関との連携のもとで行うものですから、中枢部には地元が関与する余地はありません。残念ながら、周辺部分、つまりイベント部分や、会場外の様々な施策しか企画運営に関わることはできません。従って、地元は、中核部分については、触れることができないのです。そこで、質問者の方には、残念な気持ちを差し上げるしかありませんでした。

 東口のスイカのみの対応については、団体客や外国人などが困るのではないか、とのお話もでました。西口へ回って頂くよう、張り紙などで周知徹底を図るしかないでしょう、とお答えしました。残念ですが、今のところ、仕方がありません。

 オリンピックでメリットがないなら、返上するのもありではないか、とのご意見もありました。駅東口、踏み切り、グリーンラインなど、インフラ整備がオリンピック効果で進んでいること、オリンピック開催地ということで全国的知名度が上がっているので、来訪者の人数を増やして、お金を使って頂く仕組みをつくり、町の維持発展につなげてゆきたいということをお話しいたしました。

 今後、プランの全貌がわかり次第、釣区には伺って、お話を差し上げることをお約束して、お開きになりました。