町長日記 6月11日(地引網保存会の総会に出席して)

公民館で開かれた地引網保存会の総会に出席しました。議案の審議後にも、色々な議論が出ました。土日と休日を中心に漁を実施してゆこうという執行部の案でしたが、「平日も獲れそうなときは行ったほうがよいのではないか」という意見がありました。会長が、「それはわかるが、一宮町内の会員は減少傾向にあり、町外の人も多いので、臨時の連絡は難しい」と仰っていたのが印象的でした。また、船を出したあと、みなが遠く離れて網を引きに行ってしまうが、船が帰ってきたときに、上陸を手伝う人手がなくなって困るので、気をつけてほしい、との意見も複数の方から出されました。自分も気をつけなくてはならないと思いました。

 また、出席しておられた玉川前町長から伺ったのですが、玉川さんは海亀が入った網と、スナメリが入った網に遭遇したことがあるそうです。そして、「一宮ウミガメを見守る会」の方から、海亀が網にかかった際は、体長を計ってタグづけをしたいので、連絡してほしいという要望があったそうです。今年はすでに地引小屋のところに、亀が上陸して卵を産んだということでした。海岸侵食が激しく、産卵に適した砂浜も激減している中で、何とか孵化して海に帰ってほしいと願います。