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黒戌ケ原遺跡と中ノ台遺跡

 

黒戌ケ原遺跡と中ノ台遺跡

郷土史研究会発行の『ふるさと』に,「綱田は・・・・未開発ながら広範囲にわたる縄文・弥生の時代を思わせる土器の埋没が予想される遺跡もあり,古代の謎とロマンが秘められているところである」と書かれている。また,地区の人からも「昔から掘ってはいけないと言い伝えられている場所がある」と聞いている。なぜかと聞くと「大昔の土器のかけらや石や骨のかけらまで出てくるから」と。

さわらぬ神に祟り無しでそっとされていた。これが乱開発を防ぎ,遺跡の保存に役立ったわけである。遺跡は昭和29年以降文化財保護法の埋蔵文化財として,保護されるようになった。

平成8年に南房商事,9年に土地所有者によりそれぞれ「埋蔵文化財の所在の有無及びその取り扱いについて」照会があり,県,町で記録保存の措置をとることになり,総南文化財センターが発掘調査を行った。調査面積は,黒戌ケ原遺跡63㎡,中ノ台遺跡50㎡である。

発掘調査報告書によれば,黒戌ケ原遺跡は集落跡で,時代は,縄文後期から平安時代。竪穴住居跡8軒。主な遺物は,縄文土器,黒曜石製石鏃(せきぞく),弥生土器,土師器(はじき),手づくね土器,須恵器(ずえき),土製紡錘車(ぼうすいしゃ)。

また,中ノ台遺跡も集落跡で,時代は縄文中期から平安時代。竪穴住居跡8軒,土坑5基,ピット1基。主な遺物は,縄文土器(中期),黒曜石製石鏃,砥石,敲石(たたきいし。石器の一種。),土器片錘(へんすい。漁労具の網用おもり。),土器円板,多孔石。

 

郷土史研究会長谷川英美