まちづくり町民提案事業活動情報(Vol.4)『BDFでエネルギーの自給自足・地産地消!』

■BDFでエネルギーの自給自足・地産地消!【上総ECOエネルギー・プロジェクト】
  私たち一宮町を中心とする住民有志は「上総ECOエネルギー・プロジェクト」という団体を立ち上げ、「BDF(バイオディーゼル燃料)でエネルギーの自給自足・地産地消!」という事業を始める運びとなりました。これは本年度のまちづくり町民提案事業に採択されております。また、当団体は、一宮町の農家、直売所、町議会議員、農業委員、宿泊施設、環境学の大学教授など、幅広いメンバーで構成されております。
 石油資源の有限性が認識される中、より持続可能で環境負荷の少ない石油代替資源の必要性が現在ほど高まっている時代はありません。一方、廃食油は産業廃棄物として処分されています。
 当事業では廃食油をBDF燃料へと加工し、町内を中心とした地元上総地域のディーゼルエンジン用燃料として再生利用いたします。
 ここでBDFの特長を挙げると、
(1)植物性の油を原料にしたディーゼル用燃料なので地球の自然環境の中で繰り返し再生することができる。
(2)廃食油に含まれるCO2は、食用油の原料である大豆や菜種などの植物が大気中から吸収したものであるため、CO2の排出量はゼロカウントとなる。
(3)多くの疾病原因とされている黒煙は、軽油と比較し約3分の1以下に減少する。
(4)小児ぜん息・アトピーなどの原因と言われている硫黄酸化物は、排ガス中にほとんど含まない。
(5)市販のディーゼルエンジンに特別な仕様変更をすることなく使用できる。
(6)軽油と同等の燃費と走行性。
 これにより、人間の健康と地球環境にやさしいBDFを地元産でつくり出す=エネルギーの自給自足・地産地消という試みができるだけでなく、軽油代替燃料としてのBDFの可能性により多くの人が注目し、一宮を中心とした上総地域のECOエネルギー利用が進みます。また、町の基幹産業である農業を環境循環型にシフトしていく一助にもなります。さらに、BDF体験イベントを開催し、住民の方々に広く当事業を知っていただきます。詳細は決まり次第、上記直売所、広報、HP上でお知らせいたします。
  今年から始まる試験期間を経て、近い将来のNPO化も視野に入れ、精力的に活動を進めてまいります。プロジェクトの進行状況は、ニュースレター(年数回発行)とHP上(随 時更新)でご報告いたします。
URL: http://www.monsoonrecord.com/keep

■現在、みなさまから廃食油(ラード等動物性油が含まれていないもの)を集めております。以下の直売所に廃食油回収ボックスを設置しました。ご協力よろしくお願いいたします。
 ・朝市直売所(役場近くの100円ショップ「ダイソー」向かい)
 ・菜鮮箱(役場から一宮海岸へ向かい、通り沿いの石碑のある交差点を右折してすぐ左側)
 ※量が多い場合、こちらから直接取りにうかがいます。事務局までご一報ください。

■回収ボックスを置いてくださる場所を募集しています。
 詳細をご説明にうかがいますので、ご連絡ください。


お問合せ先 :事務局 玉木哲太郎 
         電話・FAX:0475-42-7052
          メール:keep@monsoonrecord.com