町長日記2018年2月1日(朝礼で講話と都市環境課とメガソーラー建設の件で打合せ)

   今日から2月です。朝礼では、千葉県が、上総一ノ宮駅周辺整備に加えて、グリーンラインの茂原―一宮間の調査費を計上してくれたという知らせについてお話をしました。オリンピックの追い風を受けて、森先生・石井先生、そして県会の酒井先生のお力添えで、こうした県の立場からする一宮町のインフラ整備が進むということは、町としては大変嬉しいことです。そこで、われわれとしては、県の決定に呼応して、町の中をよくしてゆくように努力しましょう、というお話しを職員の皆さんに差し上げました。

 午前中、都市環境課の諸君と打ち合わせをしました。わたくしからは、都市環境課長に、無秩序なメガソーラーの建設がなされると自治体としては大変困るので、規制する条例を作るべく進んでほしいということをお願いしました。わたくしは先日、野口健氏に講演をいただいたとき、伊豆の伊東市がメガソーラー建設計画で困っていると伺いました。その後、当該事例をテレビで見て、震え上がりました。ものすごく広域に、山丘の樹木を除去し、一面にソーラーパネルを並べるというのです。景観はもちろん破壊されますし、表土の被覆がなくなるわけですから、大雨が降ったときなど、大規模な表土の流出がおこる可能性があります。下の農地や水路は当然深刻な影響を受けるでしょう。

    都市環境課長の話では、国がメガソーラー建設事業について、開発行為に認定しないという特例を作っていることが問題の背景にあるということでした。今後は、合理的な形でのコントロールが必要です。

 都市環境課の諸君からは、実質的に開発でありながら、開発行為に認定されることを逃れる巧妙なやりかたの実態についての話がありました。法の網目をくぐって私的目的を達成するということ、違法とはいえないまでも、公序良俗の維持をむねとする行政としては看過することはできない事態です。メガソーラーの問題とは根っこでつながっているようです。