町長日記2018年2月2日(議員説明会を開催と国土交通省往訪)

   今日は、午前中議員説明会を開催いたしました。これは、上総一ノ宮駅東口開設のための詳細設計費計上を、きたる臨時議会でおはかりするための、事前説明の会です。昨日、千葉県の方から、年度当初予算案と合わせて、今後のオリンピック関連予算の概要が記者発表示されました。その中で、「一宮町の、上総一ノ宮駅開設事業の援助」という文言で支援方針を明記して頂きました。これを受けて、町ではオリンピック開催に間に合わせるよう東口開設工事を実施するため詳細設計を早急に行いたいと考えるものです。

 ランニングコストやメンテナンスコスト、広場改修などに要する費用などについての質疑がありました。起債したとして、将来の負担をどうみるか、という質問も頂きました。それらについては、現在での見通しをお答えしました。いずれも、わたくしどもの判断では、許容範囲に収まると考えています。また町で開設効果を増進するためのプランをもっているか、などの質問もありました。これについては、東口広場はあまり広くなく、民有地が展開する場所なので、まずは民間の努力に期待したい、町には特定のプランはない、とお答えしました。

 ランニングコスト、メンテナンスコストほか、金銭負担は新設の施設を設けるので、0ではありません。しかし、わたくしは、現在郡市内で一宮町だけが人口を維持しています。転入も転出を大きく超えています。この原因は、鉄道の利便性と海の存在、地価の安さという3要素であると思います。なかんずく、鉄道の利便性は最も重要な要因であると考えます。東口開設は、この利便性を更にアップすることにつながりますので、町の将来にとっては、必要な投資だと判断しています。

 もうひとつの案件は、一宮喜楽園の外階段の問題です。議員さん方にこれまでの経緯をご説明差し上げました。わたくしどもにとって幸いだったのは、昨日(2月1日)豊友会の理事長さんが、屋上まで外階段をつけますということで、提案を持ってきてくれたことです。本来、そうした約束だったのだから、それを履行してもらうように、というのが議員さんのご意見の大勢でしたが、それに沿った形で法人が対応するという意向が直前に示されていたので、執行部としてはありがたい展開でありました。今後は約束が実行されるまで、目を離さず見守ってゆきたいと思います。

    午後は、国土交通省へ、森英介先生とご一緒にうかがいました。総務課長と秘書広報課長が随行してくれました。これは、オリンピック対応ということで、森先生のお口添えをいただき、人事関連について、国土交通省の幹部の方々との打ち合わせに伺ったものです。今後の窓口は総務課長にお願いすることになりましたが、よい方をお迎えして、オリンピックの準備を周到におこなうことを目指したいと思います。