町長日記2018年2月10日(ふるさと回帰支援センターで移住セミナーを開催)

   今日は、お昼からふるさと回帰支援センターに伺い、移住セミナーを行いました。前回都市環境課の職員といったとき、サーフィン愛好者というより、中年以降のスローライフ志向の方々が多いことに気づいたので、今回はそうした趣向にしました。まずわたくしが一宮町の現状と魅力について、パワーポイントを使って全般的にご紹介したあと、ネイチャークラブの元代表者の方にお願いして、松子の谷戸田を中心とするネイチャークラブの活動を、多くのスライドを用いながらお話し頂きました。また、長生村でウェットスーツの工場を経営しておられるBeWetの社長ご夫妻が、わざわざ聞きにお出かけ下さったので、特別ゲストとして、社長の工場がある長生村と、一宮町について、この地域の魅力について少々お話し頂きました。

 結果的に、今回の戦略変更は大変成功したと思います。来聴者は、工場を経営する社長ご夫妻を除いて8名、皆さんそうした志向性の方ばかりでした。そして皆さん個別相談まで残って熱心にお話しを聞いてくださいました。個別相談でわたくしがお話し申し上げた方は、経済的にはゆとりがあるということで、川口市にお宅があるものの、ゴルフと海の魅力を考えて、この地域でもうひとつ生活の拠点をほしいとお考えであると仰っておられました。すでに川沿いの方で目星も付けつつある、というお話でした。エリアとして、排水のことが気になるとのお話でしたので、近所にお住まいの方にお話しを伺うこと、またある程度の雨が降るときに実際に現地へいって見ることをお勧めいたしました。雨の日に現地にいってみよ、というのは、かつて近藤元町長が、土地・住宅の購入に関して常々仰っていたポイントだと、町の方から伺ったことがあります。

 あと、空き家をまわしてゆく仕事は難度が高く、一般の不動産業の方々は参入に消極的だが、誰かがやらなければならない仕事だとすれば、自分がやってみたい気持ちがある、とも仰っておられました。このお考えは、もしうまく進んでゆけば、ご他聞に漏れず空き家問題が深刻になることが予想されるわたくしどもの地域にとっても、大変な福音になるであろうと思いました。

 いずれにせよ、来年度も移住セミナーには陣頭指揮で臨み、おひとりでも多くの方に一宮へお越し頂けるよう取り計らいたいと思います。まずは、今回の成功に関して、役場スタッフと、ご協力賜ったネイチャークラブの元代表者の方に、お礼を申し上げたく存じます。