町長日記2018年9月1日(一宮海岸クリーン事業参加といすみ高秀牧場訪問)

      9:00-10:30 一宮海岸クリーン事業

 13:30-15:00 いすみ高秀牧場訪問

 

 今日は、朝、一宮海岸でクリーン事業を行いました。今年は、堤防のかさ上げ工事の関係で、一宮川の河口へ立ち入りができないので、一宮川清掃の協議会の皆様にも、海岸清掃にご一緒に加わって頂きました。そこで、参加メンバーは例年よりも大変多くなりました。

 わたくしも、袋をもってゴミを拾いましたが、海岸べりは、実はあまりゴミがありません。わたくしは、有機物は分解されるので放っておいて、主にプラスチックや金属などを拾いましたが、普段からボランティアの方や、地元サーファー有志の方が拾っておられるからか、波打ち際や砂浜上にはそうしたゴミはあまりありません。

 そこで、町道のわきの土手から保安林という内陸方面に目を転じてみると、あるわあるわ、たくさんのゴミがありました。かつて渡辺元町長が仰っていたとおり、「クボミとヤブ」を放置すると、そこにゴミが捨てられるのです。近くにおられた数名の方とかなりな量をたちまちのうちに拾いました。

 終了時刻には、都市環境課職員と一緒にみなさまにお茶を差し上げ、お礼を申し上げました。

 合同資源さんなど、いつもながら大部隊でおいで頂きましたが、今年はJR東日本の皆様も、70名近くの方が参加してくださり、千葉駅長さんの指揮下に活動を展開してくださいました。現在JR千葉支社がとりくんでいる観光プロモーション活動と連動するものとして、おいで頂いたということでした。大変ありがたいことです。

 さて、大きな反省点がひとつだけあります。冒頭に触れたような事情で参加者が増えたのですが、駐車場の設定が、十分うまくゆかなかったことです。海の家の区域の駐車場を使わなかったことから、かなり会場まで遠いところに車を止めなければならなくなったということで、複数の方からご不満を頂きました。次回同じ形で行うときは、気を付けてゆきたいと思います。

    午後は、いすみ市の山中にある高秀牧場に伺いました。牧場の牛舎の見学と、バーベキューという催しで、いすみ市の選出の県議・小路先生からお誘い頂いたものです。

 高秀牧場は、知る人ぞ知るという風情の牧場で、深山の中にあります。牧場では、乳牛を多数飼育しておられ、若い女性の職員の方が牧場の概要をご説明下さり、乳搾りの体験もさせてくださいました。職員の方は、帯広畜産大学を出て就職したと仰っていましたが、一目で聡明さがわかる素敵な方でした。搾乳は、結構容易にできましたが、牛が、ひとが乳をしぼる間ずっと我慢していて、えらいものだと感心しました。年をとった牛はどうするのか、と聞いたところ、最終的には肉にしてしまう、というお話でした。乳牛も、最近では肉がおいしくなるように再度肥えさせてから出荷するものもある、ということです。

 高秀牧場には、乳製品も売っています。ジェラートを食べたらおいしかったのですが、遠いので家まで持って帰れなかったのが心残りでした。その後、バーベキューを小路先生・太田いすみ市長さんほかと少々ご一緒して、牧場を後にしました。酪農は、一宮では戸数も減って衰退局面にありますが、いすみ市ではなお健在ということで、少々羨ましく感じた半日でした。