犬の糞尿被害について

愛犬家の努めを怠っていませんか?犬の糞尿の処理は飼い主の責任です!

 近頃、散歩中に飼い犬のフンやおしっこを放置したままにしている飼い主がいるとの苦情や相談が多数寄せられています。ご自宅の前はもちろん、通勤・通学路や公園等の公共スペースに犬のフンやおしっこが放置されていた場合、皆さんはどんな気分になるでしょうか?犬は自分で処理することができません。犬を散歩させる際は、ルールやモラルを守り、公共の場所や他人の敷地を汚す行為は絶対にやめてください。

◆犬の糞尿を放置するとどうなるの?
 町の美観を損なうだけではなく、悪臭等の衛生面の悪影響によって周辺住民に健康被害を及ぼすことが懸念されます。特に公園等の公共スペースでは、小さいお子さんが誤って触れたり、口に入れたりしてしまう可能性があり、大変危険です。
 また、飼い犬のフンの処理は千葉県条例で飼い主の責務とされているほか、状況によっては軽犯罪法や廃棄物処理法による処罰の対象となることがあります。
 さらに、一部の心無い飼い主のせいで、ルールを守っている他の飼い主や犬にまで悪いイメージを与えてしまうことに繋がります。

◆具体的にはどうしたらいいの?
 決して「散歩=排泄」ではありません。運動やストレス解消、社会環境への順応が散歩の本来の目的であり、排泄は自宅にて済ませるようにトレーニングを行うことが大切です。これは犬にとっても人間にとってもメリットが大きく、散歩中の糞尿トラブルを根本から防ぐことができます。
 県の動物愛護センターでは、このような相談に乗ってくれるだけではなく、定期的に「犬のしつけ方教室」を開催しておりますので、お困りの方はぜひ参加を検討してみてください。
 但し、いくらしつけをしているとは言え、散歩中に犬が思いがけず排泄してしまう可能性はゼロではありません。散歩に出かける際はフンを拾って持ち帰るための道具(シャベル・ビニール袋等)と、おしっこを洗い流すための水を入れた容器(ペットボトル等)を必ず携行してください。万一犬が排泄をしてしまった場合は速やかに後片付けを行い、自宅に持ち帰って可燃ごみとして処分してください。

◆愛犬と共に地域社会で安心して生活するために
 犬は多くの人に親しまれ、私たちにとって最も身近なパートナーでもあります。繰り返しになりますが、飼い犬の糞尿の始末は飼い主の責任です。飼い主の皆様には、散歩の際のマナーについて今一度認識を深めていただくと共に、他人に迷惑をかけることがないよう十分留意してください。犬を飼っている人もそうでない人も、皆さんが気持ちよく暮らせるよう、ルールを守って飼育しましょう。

マナーを守って、きれいな町を!