町長日記2020年10月20日(両総土地改良区松潟支部の幹部の方々が来庁)

   今日は、両総土地改良区松潟支部の幹部の方々が、新規事業の関係でお見えになりました。

 この土地改良区は、先般まで、松潟土地改良区で独立していましたが、両総土地改良区と合併して、その一部となったものです。

 案件は、松潟支部の主要給水ラインである、両総用水松潟支線用水路に、開渠のところがあるので、それをパイプライン化したい、というお話でした。今回は、建設以来47年が経過して、機能診断の結果でも、「更新」相当、との評価が出たことをふまえての事業提案です。

 実は、一宮町の境域内では、幹線のパイプライン化が終わっています。しかしその先、長生村・白子町方面は、まだ行われておらず、今回はそこを行うということです。

 一宮町も、総事業費の14%にあたる市町村負担の中で、受益面積比に応じた、約11.1%を負担することになるというお話です。負担の多い他の町村が前向きであれば、足並みをそろえて進むべきところだと思います。

 現在、一宮川の北側の平坦地は、一宮町・長生村から白子町にかけて、広大な水田地帯となっています。これは、ひとえにこうした給排水システムの確立によってはじめて可能になったものです。今後も、この地域が優れた農業生産の基地であり続けるために、今回の事業がうまく進展することが必要です。わたくしとしては、全体の合意が速やかに形成され、事業が順調に進むことを願います、と申し上げました。