平成22年11月

 

11月1日
圏央道を空から視察
 29日 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の進捗状況を関係市町村長と一緒にヘリコプターで空から視察しました。
 圏央道は、都心から半径40キロから60キロの位置に計画されている延長300キロ(千葉県内約95キロ)の自動車道路です。圏央道は、都心から伸びる放射状の道路をつなぐことにより、都心への交通を分散導入することにより、首都圏の環境改善、道路交通の円滑化を目的とした高規格道路です。
 茂原~木更津間(28.5キロ)は、平成24年度開通に向けて用地買収と工事が進められており、木更津JCT~木更津IC(7.1キロ)が開通しています。東金~茂原間(21.6キロ)も平成24年度開通に向けて用地買収が進められています。
 事故で墜落した場合を想定して、あらかじめ血液型を聞かれていましたが、搭乗した自衛隊のヘリコプターは、50人が乗り込むことができるジェットエンジンを搭載した大型ヘリコプターで安心して飛行することができました。
空からの視察は、初めてですが、圏央道の進捗状況が手にとるようによくわかりました。工事に取り掛かっている箇所は線ではなくまだ点のまだら模様でした。
 新政権のコンクリートから人への政策転換によって道路建設費が大幅に削減され、平成24年度開通を危惧する声も聞かれます。

 


11月5日
芸能と音楽を楽しむ会
 3日 GSSセンターで開催された芸能と音楽を楽しむ会に出席しました。
 一宮町は、江戸時代には加納藩一万三千石の城下町として、戦前には、東の大磯と呼ばれる政財界の要人の別荘地として栄えたこともあり、昔から文化と芸能の盛んな町として知られています。今も大勢の方が公民館などを拠点に文化活動を行っています。
毎年開かれている芸能と音楽を楽しむ会は、日ごろから練習に励んでいる皆様の発表会です。一宮中学校のボランテイアの生徒さんによる司会進行で、音楽は東浪見甚句から一宮小学校の金菅バンドによる「カルメン」の演奏まで、踊りは、日本舞踊からフラダンスまで本当に盛りだくさんの演目でした。
 出場する方も、愛光保育園の4歳の園児から「つくも会」の88歳の元気なお年寄りの方まで幅広く、一宮町の文化活動の裾野の広がりを感じました。
 会場の設営から司会進行までボランテイアの一宮中学校の13名の生徒さんが、きびきびと活動している姿を見て、感動しました。
今回残念だと思うことがありました。それは、どれもレベルの高いすばらしい内容なのに、見学される方があまりにも少なく、内輪の関係者の発表会になっていることです。ポスターを製作して掲示するなど町民への広報活動をもっと工夫する必要があると思います。
道路建設と河川整備を森田県知事に要望
 4日 関係市町村長と一緒に道路建設と河川整備の要望を森田県知事に行いました。
 東金・茂原・木更津間区の首都圏中央自動車道路と茂原・一宮間の関連道路の建設促進と一宮川の整備促進を図るために県知事に要望活動を行ったものです。
 森田県知事との意見交換のなかで、私は、一宮川の整備促進事業について、次のような要望を行いました。
「県当局のご尽力で、一宮川の川幅を2倍に広げる拡幅工事が順調に進展しているが、一宮橋と鉄橋間に用地未買収の土地が残っている。地元住民の洪水に対する不安を解消するためにも早期解決をお願いしたい。」

 

 

11月8日
区長会 
 5日 第2回区長会に出席しました。
 区長会は、従来、年度当初と年度末の2回開催していましたが、町と区長さんとの意見交換をさらに図るために年度の中途にも開催することにしたものです。
 今回は、区の活性化について区長さんの意見を伺いました。一宮町には、35の自治会がありますが、加入世帯数の比率は、年々下がる傾向にあります。
 住民協働のまちづくりの一番重要な柱は、住民の自治組織である自治会であり、自治会への加入を促進することは、町のとって重要な課題です。
 新しい住民が自治会に加入しない原因には、いくつかありますが、祭礼費などが含まれていて会費が高いとか、冠婚葬祭などの負担が指摘されています。
 会議では、加入率が100パーセント近い自治会の活動状況などの報告もあり、活発な意見交換がされました。町では、加入率の低い東浪見の海岸地区に新しい自治会の組織作りを検討しています。
 4月から始まった「トマト便」については、「きちんと文書が整理されて配布されている。必要な資料を夜間に届けてくれて、うれしかった。」とお礼の言葉をいただきました。
 又、新年度予算の要望や意見については、「要望しても、その後、その要望がどうなったのか町からの連絡や通知が一切ない。これでは、要望しても無意味だ。」といいう厳しい意見がありました。耳の痛い意見です。住民からの要望については、財源的な制約もあり、実行できるものとできないものが当然ありますが、曖昧にしないで、明確な回答をお願いいたします。

ロッテの優勝と和の力
 7日 千葉ロッテが日本シリーズ優勝を決めて、5年ぶり4度目の日本一に輝きました。「野球は8-7が一番面白い」アメリカ32代大統領ルーズベルトの言葉です。確かに点の取り合いはスリリングですが、応援しているファンにとっては、一球一球気が抜けない長い時間で、正直疲れました。
 それにしても7試合中3試合が延長戦というすばらしい熱戦の連続で改めて野球の面白さを再発見した人も多かったと思います。
 今日の新聞やテレビでは、新人監督で優勝した西村監督が掲げた「和」のスローガンが取り上げられています。「人間はひとりでは弱いけれど、何十人と結集すれば強くなる」
 コミュニケーションとチームワークを重視して、見事日本一に輝いた西村監督に学ぶことは多いと思います。

 

 

11月11日
長生地域女性農業者交流会
 10日 中央公民館で開かれた長生女性農業者交流会に出席しました。
 農村女性の経営参加と地域の活性化を進める活動をしている千葉県農山漁村いきいきアドバイザーと長生農林振興センターの共催で数年ぶりに開かれたもので、長生地域で農業を通じて地域で活躍されている女性約70名が参加しました。
 山武市農業共同参画推進会の皆さんによる先進的な取り組み事例の発表と笑い溢れる寸劇は、大変好評を集めていました。
山武市では、農業共同参画推進会の皆さんが市議会に働きかけ、議会推薦の枠を確保し、それまで一人もいなかった女性の農業委員が2名も誕生しています。
 一宮町では、現在15名の委員全員が男性で、女性の方は一人もいませんが、農業従事者の約半数が女性であることを考えると一宮町でも、女性がもっと参加できるような仕組みを実現したいと思います。

 

 

11月15日
町村長自治研修会
 11日 東京で開催された千葉県町村会主催の町村長自治研修会に出席しました。
 研修会の講演は次の通りです。
 「日本経済の動向と今後の展望」日経新聞論説委員 滝田 洋一
 「地方分権の行方」元総務大臣・前岩手県知事 増田 寛也
 「時局講演」千葉県知事 森田 健作
 滝田氏は、日本の企業がインドで部品を生産し、タイで製品を組み立て、世界へ輸出する時代になっており、中小企業の衰退、国内雇用の減少をどうするかが大きな課題であると指摘されました。押し寄せるグローバル化の中で日本の産業が生き残る道を中央政府の政治家や官僚にお任せするのではなく、地方自治体に働く私達も真剣に考えなければいけないと思いました。
 増田氏からは、首長と議会が激しく対立している名古屋市や阿久根市の事例をあげて、住民から直接選挙で選出された首長と議会の政策が対立したときに、一方が他方をリコールする事態は、不毛の対立を招くだけであり、改めていく必要がある。そのためには、政策の可否について(たとえば、市町村合併するかどうか)住民の意見を仰ぐために個別の住民投票を実施して、その結果を尊重して自治体の方針を決定するシステムが有効であり、片山総務大臣もそのような法改正を考えているのではというお話がありました。

町村会定例会
 12日 自治研修会に引き続き東京で開催された町村会定例会に出席しました。
 定例会では、21年度の町村会の事業報告と決算が審議され、承認されました。
 その他の議案で、平和市長会議にすでに加盟している7つの町村を代表して私が「平和市長会議」への加盟要請を行いました。
原爆による悲劇を二度と繰り返さないために国境を越えて世界の都市が連帯して核兵器廃絶の取り組みを行う平和市長会議は、現在世界144カ国、4,207都市が加盟しており、国内では804の自治体が加入しており、千葉県内でも28市7町村が加入しています。

町内公共施設見学会
 14日 町に在住・在勤の方を対象に公共施設見学会を開催しました。
 約30名の方が「いちのみや号」に乗って町内の各施設を見学しました。
 2年前町長に就任した時、町内の施設をはじめて視察して、町にはたくさんの施設があり、重要な役割を果たしていることを知りました。同時に施設についての広報活動が不十分で、良く知らない町民がたくさんいらっしゃるので、もっとよく知ってもらう取り組みをしていかなくてはと思いました。
 公共施設の見学会を実施するのは、今年初めてなので、果たして人が集まるのか、面白くなくて退屈するのではとか、色々心配しましたが、やってよかったと思います。
 終了して解散するとき、参加者から「参加して本当に良かった。」「職員の説明がわかりやすく大変ためになった。」とのお褒めの言葉をたくさんいただきました。
 貴重な日曜日、寒い中現場に出動し、説明していただいた職員の方にお礼を申し上げます。
 来年は、平日に学校や保育所の現場を訪問し、子どもたちとの交流や役場の職場見学も企画したいと考えています。

 

 

11月16日
 15日 中央公民館で開かれた七歳児合同祝に出席しました。
 今年の対象者は、男子47名、女子61名、合計108名で、100名の子供たちが参加してくれました。関係者によると100名の大台に乗ったのは、久しぶりとの事で子どもの数が毎年着実に増えているのはうれしいことです。
 式典が始まる前は、会場は元気な子どもの声が鳴り響き、式典が予定通り進行するか心配したものですが、始まると保育所での指導が行き届いているのかきちんと椅子に座り、静かになったので感心しました。
 式典終了後、千歳あめを手にした子どもたちと、記念写真をとりましたが、今年は、「一宮いっちゃん」も一緒で子どもたちの人気を集めていました。

 

 

11月17日
釣ケ崎海岸広場意見交換会
 16日 釣ケ崎海岸広場意見交換会を開催しました。
 釣ケ崎海岸は、12社まつりの祭典場として、又世界的なサーフィンスポットとして、多くの若者が訪れる一宮町の観光の中心ともいうべき場所となっています。
 しかし、広場は未整備で一雨降ると穴ぼこがあいて車の走行もできない有様で広場の整備が緊急な課題となっています。そのため町が整備するに当たって、町内各界の人に集まっていただいて、整備方針をまとめるために開催したものです。
バスに乗って広場の現況を視察した後、活発な意見交換が行われ、共通の整備方針が確認されました。
 釣ケ崎海岸は、現在県有地ですが、今後町の土地と交換し、この日確認された方針により来年度広場の整備を進めることになります。

 

 

11月18日
知事と市町村長との意見交換会
 17日 県庁で開催された知事と市町村長との意見交換会に出席しました。
 意見交換会は、昨年から開催され、今年で2回目です。県下を3つのグループに分けて実施しており、この日の意見交換会には、19の市町村長が参加。一人3分という時間制限の中で各市町村長からは、県への要望や意見が、森田知事と担当部長からは、県の見解がそれぞれ表明されました。
 一宮町からは、こども医療費助成と海岸侵食・保安林について要望と意見を述べました。
 県がおこなっているこども医療費助成事業は、本年12月1日から小学3年生まで拡充されることになっていますが、森田知事は、10月に行った記者会見で来年度さらに小学6年生まで拡充する方針を発表しています。
 医療費助成の拡充については、今年のように年度中途に実施するのではなく、年度当初の4月実施を要望しました。
 海岸侵食対策については、昭和63年度からヘッドランド工法による侵食対策と養浜事業が行われていますが、台風などの悪天候の時には、大波が護岸を超えて周辺道路まで達する状況であり、高波や道路冠水等の新たな対策も含め、積極的な予算措置を要望いたしました。
 マツクイムシにより壊滅的な被害を受けている保安林について、対症療法的な対策ではなく、県の抜本的な対策を要望いたしました。そうはいっても財政状況が苦しい県が保安林対策の予算を大幅に増額することは、難しいと思います。これからは、保安林は県民の大切な財産であり、宝物であることを県民に訴え、地元市町村と連携して、県民みんなで大切に守り育てていく取り組みを強めるべきだと思います。
 そこで一宮町では、12月18日午後6時から中央公民館で、一宮海岸の保安林の現状と今後の対策について住民の皆様と一緒に考える「一宮の保安林を考える集い」を開催します。

 

 

11月22日
補助団体説明会
 18日 一宮町補助金検討委員会による補助団体説明会が公開で開催されました。
 町が交付している補助金の適正な支出と透明性を確保するために、一宮町補助金検討委員会が設置され、活動が始まっていますが、この日は、補助金を交付されている全ての団体(37団体)を対象に各所管の課長が補助金の目的、効果について説明を行いました。
 私も、業務の合間を割いて傍聴させていただきましたが、委員の鋭い質問にどう答えていいのか立ち往生する場面もあったようです。難解な行政用語を使わないで、わかりやすく説明することは、本当に難しいことと思いますが、住民と行政が力をあわせて、町づくりをすすめるためには、避けて通れない道だと思います。

国保懇談会
 18日 茂原市内で開かれた国保関係者の懇談会に出席しました。
 懇談会には、国保を運営している長生郡市の市町村の運営委員と担当課長、医師会、歯科医師会の役員の方が出席していました。
 国民健康保険は、わが国の国民皆保険の基盤をなす制度として、国民の医療の確保と健康の保持・増進に大きな役割を果たしてきました。しかし、少子高齢化の急速な進展と長引く景気の低迷により、低所得者と無職者を多く抱える国民健康保険財政はきわめて厳しい状況が続いています。
 このため国は、医療保険の枠組みについて、新たな高齢者医療制度の創設と併せて国保の広域化を考えています。75歳以上の高齢者を対象とする後期高齢者医療保険を廃止し、国民健康保険に移して、これを都道府県が運営する仕組みです。しかし、19日の毎日新聞によれば、都道府県の約6割は財政負担を懸念して、都道府県が運営する案に反対して、市町村で組織する広域連合が運営する案を主張しています。
 都道府県が運営しようが、広域連合が運営しようが、年々増大する医療費の財源を誰がどう負担するかが一番の問題です。世界一といわれているわが国の国民皆保険をこれからも守り続けていくためには、国民的な議論がもっと必要だと思います。

一宮川草刈ホランテイアと憩いの森の秋祭り
 21日 一宮川草刈ホランテイアと憩いの森の秋祭りに参加しました。
 一宮川は、町の大切な自然の一つであり、一宮川をいつもきれいな状態で守ることは、重要な責務だと思います。私は、新生橋(あらおいばし)の近くに住んでいるため、川沿いの道は毎日の散歩コースです。春、夏、秋、冬と身近に自然と触れ合うことができるすばらしい場所で、大勢の方が散歩やランニング、釣などを楽しんでいます。丁度今は、たくさんの鴨を観察できます。
 堤防の草刈を住民の方に呼び掛けたところ、大勢のボランテイアの方が朝早くから草刈機をもって集まっていただき、草が伸びていた堤防はすっかりきれいになりました。ボランテイアの中には役場職員の顔も。貴重な日曜日、参加していただいて心からお礼を申し上げます。
 憩いの森の秋祭りは、町民提案事業「憩いの森であそぼうよ」の活動の一環として行われたものです。一宮川草刈ホランテイアが終わってから、参加しましたが、なりゆきで「一宮いっちゃん」に入って、子どもたちとジャンケンゲームをすることになりました。初めての体験ですが、視界が狭くて歩くのが大変。職員の苦労が良くわかりました。

 

 

11月24日
全国自治体ICTサミット
 22日 東京で開かれた全国自治体ICTサミットに参加しました。
 情報化を市民に役立つものにするために、自治体が主体となって進めるべき情報活用のあり方を考えるために慶応大学の呼びかけで、今回はじめて、開かれたもので、全国から市町村長が集まり、具体的な事例を検討し、議論を行いました。
 産婦人科のお医者さんが地域に一人もいなくなった岩手県の遠野市では、助産婦2名を市職員として採用、パソコンを使って市外の病院や診療所に情報を送り、専門医と協力して妊婦のケアをおこなっています。
 広島市では、パソコンに弱い教職員をサポートするために、専門的な知識を持っている大学生を支援職員として採用し、学校現場に派遣しています。 
 最後に、全国の自治体が協力して取り組んでいくため、これからも定期的に開催することを確認して、閉会しました。

史上最年少プロと対談
 23日 町長室で史上最年少プロサーファーの稲葉玲王君と大原洋人君と対談しました。
 一宮中学校二年生の二人は、先月茨城県で行われた日本プロサーフィン連盟のプロテストに挑戦。100人が挑戦して4人しか合格できない狭い門を見事勝ち抜いて史上最年少の13歳でプロ資格を得ました。二人は、小学校一年生からの同級生で、朝や放課後の練習を一緒に行ってきた仲の良い友達であると同時に互いに技を競う良きライバルでもあります。
 24日から稲葉君がハワイに留学し、語学とサーフィンを学ぶために、急遽祝日のこの日、お母さんと一緒にお出でいただいたものです。
二人は、4月にペルーで開催されるジュニアの世界選手権大会に日本代表として出場します。
 若い二人には、今後も練習に励み、石川遼君のように世界で活躍する選手になって、一宮町を大いにPRしていただきたいとお話ししました。

 

 

11月26日
大磯町で新工法を視察
 24日 海岸侵食を防ぐ新しい工法を視察するため、神奈川県の大磯町へ出張しました。
 新工法は、砂を詰めた袋で人工の岩盤を作り、海岸侵食を防ぐもので、セメントで堤防を作る従来の工法に比べて、海岸の景観と環境に配慮しています。
 海外では、オーストラリア等ですでに実施されているところもありますが、日本ではこれが初めてです。今回の新工法の実験は、国と神奈川県の共同で行われたものですが、さらに実験を重ねてよい結果が出たら、一宮の海岸でも実施したいと思います。
 一宮町は昔から東の大磯と呼ばれましたが、駅舎が一宮とまったく同じなのでびっくりしました。

町議会臨時会
 26日 臨時会が開かれ、一般職員の給与条例が改正されました。
 職員の給与は、地方公務員法24条3項により生計費や国及び地方公共団体の職員ならびに民間企業の給与等との均衡を考慮して定めることとなっています。
 国と千葉県の人事委員会が民間の給与状況を調査したところ、公務員の給与が民間給与を上回っているため、給与を0.19パーセント、ボーナスを0.2ケ月引き下げるよう勧告が出ました。これを受けて、一宮町でも引き下げの改正条例を提案したものです。
 具体的な内容については、11月30日午後5時半から保健センターの会議室で職員の皆様に説明いたしますので、ご出席ください。
 なお、特別職と議員についても、ボーナスを0.2ケ月分引き下げる条例が可決されています。

 

 

11月29日
総合防災訓練
 28日 保健センター前の広場で一宮町総合防災訓練及び消防団秋季合同訓練を行いました。
 町制120周年記念事業の一環として行われたものですが、自衛隊に訓練参加を要請し、11区、12区、15区、17区の自治会、東電、NTT他多くの企業、団体の参加協力をいただいて実施しました。
 一宮町では、幸いなことにここ数年大きな災害による被害は発生していません。しかし、災害は忘れたころにやってくるといわれています。自然災害の発生を防ぐことはできませんが、平素からの訓練や備えによって、災害による被害の拡大を防ぐことはできます。
直下型の大地震M7.3が一宮町で発生し、家屋の倒壊、道路の破損を想定し、職員には徒歩又は自転車で役場に来るよう指示したため、多くの職員が徒歩で参加しました。なかには、3時間以上歩いて、役場に駆けつけた職員の方もいました。
地震体験車による地震体験、はしご車の搭乗体験は、子どもに大変な人気で長い行列ができていました。女性職員が朝早くから心を込めて握った「おむすび」も、自衛隊の「豚汁」も、いずれも好評でした。
 職員の皆様のおかげで訓練は成功裏に終了いたしました。お礼を申し上げます。

 

 

11月30日
戸籍総合システム始動式
 29日 住民課の戸籍総合システムがこの日稼動し、始動式が行われました。
 長生郡市内では、手作業で戸籍謄本を発行しているのは、一宮町だけでしたが、国の緊急経済対策を活用し、昨年10月から戸籍を電算処理する戸籍総合システムの導入作業を進めてきたものです。
 始動式では、総合システムで発行した戸籍謄本第1号を私が稲荷塚の秋場貴子さんに交付しました。新システムによって戸籍謄本が見やすくなり、迅速に発行されるようになります。
 夜遅くまで導入作業を進めてきた担当職員の方ご苦労様でした。
 始動式に立ち会った富士通の担当者のお話によると、千葉市や仙台市など政令都市の多くは、財政的な理由でまだ手作業で発行しているそうです。