町長日記 8月11日(親子地曳網大会と商工会青年部主催の盆踊り大会に参加)

   午前中、親子地曳網大会が開かれました。これはここ数年企画されながら、天候不順などで実施に至らなかったものです。幸いに今日は天気がよく、実施できました。冒頭の挨拶では、地曳網が戦国末期に紀州から一宮を含む九十九里に伝わったものであること、それによって漁獲高が大幅に上がり、とれたイワシの干鰯が肥料として大きな需要を呼び、九十九里地域の一大産業に成長したこと、一宮も関西方面まで輸出するに至り、多くの人が集まることによって、海岸側の開発や市街地のサービス業の発達などを促したことをお話ししました。また、現在の一宮町の地曳網保存会の活動は、漁法が古形を存しており、一宮町の無形文化財に指定されていることなどもご紹介いたしました。

   地曳網には、アリストテレス大学の先生や学生さんも参加され、大変盛り上がっておられました。残念ながら調理できないので、とった魚をお持ちいただくことはできませんでしたが、色々とお話しを差し上げて、大変喜んで頂けました。その場で、先生方が、「農業協働組合の研究をしているんだけど、JA長生の営業所か何かを見学できないか」ということを言い出されたので、わたくしに同道してくれていた秘書広報課長に連絡を頼みました。すると、休日で説明ができないし、中に入ることはできないが、外から選果機などを見て頂くことはできる、とのJA側のお話しだったので、ご案内を課長にお願いしました。

   晩方には、商工会青年部の主催で盆踊り大会が開かれました。用意したくじ付きうちわ400枚が20分ほどで売り切れていましたから、600から700人ほどの人出があったと思われます。役場横の県道に面した去年の場所より、保健センターの前の今年の場所の方が、車と人が交錯する恐れがほとんどなく、よかったと思います。

 踊りは、盆踊りとしては、炭坑節、大東京音頭、ドラえもん音頭、そして東京五輪音頭でした。寿扇会の皆さんのみならず、よさこいソーランの輝翔連の方々も参加して下さったので、踊り手が多くなり、にぎやかでよかったです。一般の方も参加しやすくなりました。

 そのよさこいソーランの演技はなかなか素敵でした。ストリートダンス的にキレが良く、日本的な部分も持っていて、演出も豊かですので、恐らく外国人に受けるのではないかと思います。地曳網の時に、ギリシアの先生に、夜盆踊りがあるから、来てみてください、と申し上げたら、お越しになりましたが、特によさこいソーランは気に入っておられたと思います。最後には一般の人々と一緒に踊る曲がかかり、先生も参加して踊っておられました。大変盛り上がっておられたので、海外に持って行っても、同様に受けると思います。

 くじが最後に行われました。みな最後まで帰らず、熱気を帯びた感じで待っていました。最高賞のディズニーランド招待券は、若い女性の方が引き当てていました。このくじは、はずれなしということで、団扇とセットになったものですが、人々を集めるのに、大変貢献していました。妙案だと思います。わたくしは、最後に焼きそばとたこ焼きを買って帰りました。