町長日記2019年3月30日(玉前神社奉納剣道大会に出席と玉前雅楽会の花見の宴に出席)

   今日は、朝、GSSセンターで開かれた玉前神社奉納剣道大会に出席しました。北は匝瑳市から、一宮町南隣のいすみ市まで、多くの少年少女剣士が集まっての大会でした。200名もの参加者数だそうです。

 ご挨拶では、一宮が玉前神社の鎮座する地であること、一宮は、断続敵ながら歴代の武家の根拠地として知られ、平安末期の平広常、江戸末期の加納久徴の二人の領主が、玉前神社によろいを奉納した故事についてお話しいたしました。そして、武家の文化の色彩のなおも残る一宮で、存分に武芸の技を競ってほしい、ということをお話しいたしました。

 最後に、各剣道部が掲げる標語にこめられた儒学の用語についても、剣道の修練を通じて、造詣を深めてほしいということを申しました。

 この大会は、以前は玉前神社で行っていたそうですが、手狭になったことから、GSSで行っているものだそうです。集まった方々が悔いのない試合を展開していただけることを祈ります。

    午後2時から、玉前神社で雅楽会の花見の宴に伺いました。曇りでしたので、屋外での演奏となりましたが、風が冷たかったのが、残念でした。一首、即席で詠んでご挨拶のときにご披露いたしました。

    玉前雅楽会花見の宴即事

  満開の 桜のもとに ひちりきの ひときは さやに 吹きいでにけり

 

 時間もなかったので、まさしく即事、推敲するには至っておりません。

 豊栄の舞を舞う方々が、小さい子供さんになり、新鮮で可愛らしく感じました。いつもながら、素敵な演奏会で、特に今年は桜も満開でありました。上にも記したとおり、寒かったのが心残りでしたが、こういうときは、懐中カイロなどを配布するとよいかもしれません。

 午前中の武の文化と、午後の文の文化。今日は、玉前神社のご縁でふたつの伝統に触れることができた一日でした。