町長日記2019年4月14日(子ども会育成会の総会に出席と一宮・いすみの観光を考える会に出席と10区の総会と7区の2総会・自主防災会の総会に出席)

   今日は、朝、子ども会育成会の総会に出席しました。会長の山口さんから、事務の負担、全国総会出席などの負担が重い、とのお話を頂きました。また、町からの補助金について弾力的な運用はできないのか、とのご要望を頂きました。

 教育長と山口会長とで、改めて話し合いを持たせていただくことにしました。山口会長もおっしゃっていましたが、政府の方針としては、むしろ行政の関与を少なくしてゆく方向なのです。ただ、それを持続するには、個人の無理なご努力に依存せざるをえず、難しい局面があります。役場も今、手一杯の状況なので、どちらもぎりぎり状態です。

 とはいえ、子ども会の活動が続いてゆかなくてはいけませんので、何らかの調整が必要です。

 その後、12時から、すし富さんへ伺い、一宮・いすみの観光を考える会の主催の集まりに講師で見えた、日本インバウンド連合会の中村理事長さんと食事をご一緒いたしました。

 政府も強調しているとおり、これからの少子高齢化、人口減の日本では、外国人の方をお迎えしての観光事業は数少ない成長可能性のある産業です。一宮町でももちろんこれを伸ばしてゆかなくてはなりません。今回のご講演は、外国人観光客誘致のためには、住民が地域に対して誇り、愛着(これをcivic prideというそうです)を強くもっていることが必要だ、というお話だそうです。

 1時半から講演会の会場へご一緒しましたが、わたくしは2時から10区の総会に伺わなくてはならないので、ご挨拶だけで失礼しました。会場には、いすみ市、睦沢町、茂原市などからも聴衆の方が見えていました。

 10区の総会では、ご挨拶と、少々町政報告を差し上げました。南署の移転の話はどうなったか、についてのご質問がありましたので、広域で議論中のあらましをお話しいたしました。

 その後、7区の2の皆さまの総会と、自主防災会の総会に出席しました。どんどん川の河岸改修の件で、早く進めてほしい、との声を頂きました。下流に向かって左岸、右岸の順番に必ずいたします、と申し上げました。商業グラウンド下の東部土地改良区の水路の改修を早く進めてほしいというご要望もありました。これも以前から承っているところです。東部とも改めて協議をしたいとお答えいたしました。

 自主防災会の総会では、現在防災会では特段の活動を展開してはおらず、予算の支出もない状態だ、というご報告でした。これについて、住民の方から、地区で必要な活動について再度練ってほしい、との要望がでました。幹部の方からは、いまは資金をためるということで考えてはどうか、とのお話もありました。

 夜は、寿屋本家に伺がって、中村理事長さんを囲んでの懇親会に出席しました。色々なことをお話しいたしましたが、オリンピック開催が、地元の住民が外国の方の来訪に慣れるなによりの機会になった、という前例があることが、もっとも印象に残りました。わたくしども一宮町も、外国の方をお迎えすると言うことに、意味を見出す方はまだ少ない状態だといってよいでしょう。オリンピックが、これを変える大きなきっかけになってくれれば、オリンピック後も、一宮町は外国人観光客を受け入れる形で、オリンピックのレガシーを確保・享受することができるようになるでしょう。そう展開することを、強く願います。