町長日記2019年6月9日(16区一宮川津波対策工事説明会に出席)

   今日は、午前中、公民館大会議室で16区の皆様を対象に、一宮川堤防かさ上げ工事についての説明会を行いました。町からは都市環境課の諸君、そして県からは長生土木事務所の前田次長さん以下がお見え下さり、工事の概要と生活への支障の問題についてお話し下さいました。

 30数名の方がお見えになられましたが、ご質問の多くは、交通止めに関わるものでした。駐車場の代替問題や、緊急車両の進入問題などで、いずれも日常生活上重要な事柄です。土木事務所の方では、通行止めについては、ある程度の情報は区の回路で流しつつ、一方で個別の案件はそれぞれに状況を踏まえて対応させてほしいというお話でした。

 今回の説明会は、海岸区での説明会に次いで開かれたものです。全体として穏やかな展開となりました。これから予定されている船頭給区の皆様を対象とする説明会も、順調に進むことを祈ります。そして、工事がスムーズに完成することを期待するばかりです。

   午後は、公民館の生活研修室で、地曳網保存会の総会が開かれました。約50名の組合員が出席しておられましたが、最近組合の人数が減っており、若い人がいないのが問題だということでした。そこで、「ご招覧」(照覧)といわれる、スポンサー料を貰って網を引く作業さえ、人数不足でできない恐れがある、ということで、組合の事業が窮地に陥りつつあることが伺われました。

 そして、最近海流或いは海水温の変化のためか、アジがとれず、イワシやサバばかりが獲れることも、網を引く人の減少に拍車をかけているということでした。わたくしはイワシやサバも好きですが、そうでない方も多いようです。

 いずれにせよ、人数を増やしてゆくことが急務ですが、なかなか妙手はみつからない、というのが皆様の意見でした。わたくしもなにかお手伝いができればと思う次第です。