町長日記2019年7月25日(中学生海外交流研修あいさつと県庁職員中央ポンプ場視察と介護保険運営協議会を開催と反核平和の火リレーの皆さんが来庁)

   今日は、朝、オーストラリア研修に出かける中学生の諸君が、出発前の挨拶に来てくださいました。今年から2人増やして、10人の派遣となりました。

   もうすでに東京などではそうですが、今後の日本は、外国人の方々との行き来なしには、成り立たないと思います。その折に、一宮町も同じです。その際、最も汎用性のあるのは、英語です。もちろん、英語が使えなくても充分幸せになれると思いますが、使えた方がさらに活動の範囲も知識の範囲も広がって、幸せのレベルも上げてゆけると思います。是非今回の研修をきっかけとして、英語の習得に励んで欲しいと思います。

 午後、中央ポンプ場の視察に見えた県庁の方々にご挨拶を差し上げました。わたくしどもの町にとって、中央ポンプ場の機能は生命線とも言うべきものですが、既に建設以来40数年が経過しており、老朽化著しく、改修・建て替えが必要な段階に達しつつあります。現在町では計画を立てながら設備更新を行っているところで、今回の県の皆様の視察は、実際どのような状況にあるかを確認にみえたものです。このご視察で厳しい現状をご認識頂いて、本事業の遂行に大きなお力添えを賜れることを期待いたします。

    引き続いて介護保険運営協議会が開かれました。議事がスムーズに進行したあと、その他の場面で、皆様から色々なご議論が出ました。綱田では、世代間交流の機会を設定するために、流しそうめんなどの催しを行っているが、町から補助金を受けられないか、というお話、東部地区社協ではいきいきサロン活動でミニトリップを行っているが、そこに補助金は受けられないか、というお話、もう少し新にこにこサービスの回数を増やせないか、というお話などがありました。いずれも、福祉関連の、公的補助拡大のご要望でした。スタッフや関係者のみなさんと検討してみます、とお答えいたしました。手持ちの資金が潤沢であればいずれも即座に叶えられるところですが、わが町は財政的に豊かではないので、少しずつしかご要望にお答えできなくて、みなさまに申し訳なく存じます。

 その後、反核平和の火リレーの皆さんが見えました。わたくしはご挨拶で、①核兵器のみならず、すべての兵器の開発・使用に反対したいこと、②戦争をすることに反対し、平和を堅持したいこと、③平和を守るために政治が機能を発揮すべきこと、を申し上げました。わたくしどもの日常は、戦争ということになれば、徹底的に破壊されてしまいます。そこからの健全な日常生活の再建は容易ではありません。従って、国際間の矛盾や問題が発生した際にも、どこまでも戦争ではない妥協の道を探ることこそが、政治の役割だと思います。それがわたくしの考えです。