町長日記2019年8月4日(「九十九里大漁木遣り歌 全国大会」に出席と観光地曳網と「日本コリア友好の会」に出席)

   今日は、朝、東金の文化会館で開かれる「九十九里大漁木遣り歌 全国大会」に出席しました。この「九十九里大漁木遣り歌」は、歌詞に「東浪見が浜」とあるように、発祥地は一宮町東浪見であるということです。ところが、現在では東浪見では、もちろん皆無ではないものの、歌われる方は少なく、東浪見甚句の方が有名です。九十九里大漁木遣り歌は、むしろ東浪見以外の方に歌い手の方が多いようです。不思議な現象ですが、今回の「全国大会」も、179の参加者に東浪見をはじめ一宮の方はおられず、それ以外の千葉県の方が多くいらっしゃいました。なお、「全国」とはありますが、殆どの方は千葉県各地からの方でした。
 いずれにせよ、現在地元の民謡のテコ入れに熱心な方から、わたくしに、一宮町でも今後もっとみんなに歌われるようにプッシュすべきではないか、と仰って頂いたので、まずは全国大会の様子を見に伺ったものです。
 すべて生演奏で、歌い手の方はそれぞれに声を張り上げて景気よくお歌いでした。楽しませて頂きました。
 踊りは、松本勇子先生率いる咲雀会の皆様でした。
現在、一宮町にはよい音楽ホールはありませんが、民謡は肩肘張るものでもないでしょうから、今後、町のどこかを会場に、大会をお開き頂くこともあってもよいのではないかと思います。その折には、後援などでお手伝いを差し上げたいと存じます。

 その後、観光地曳網が開かれていましたので、一宮海岸の地曳小屋へ伺いました。大勢の方が見えていましたが、残念ながら今回はいくらもとれていませんでした。一部の方は、若干のお持ち帰りがあったようですが、すべての方に差し上げると言うわけにはゆきませんでした。
 地曳網保存会の山口会長さんから、町長ももっと地曳に来なきゃだめだよ、とのご要請を頂きました。このところ、わたくしも組合員ながら、土日も公務が入っていることが多くて地曳に伺えないのですが、お盆の前後はお伺いできるのでは、とお答え申し上げました。

   その後、長生村の一松海岸で開かれた「日本コリア友好の会」の集まりに出席しました。いま、半島の2国と日本の間には、色々と政治的な摩擦がありますが、民間の交流については、妨げるものではないと思いますので、伺いました。茂原方面からも、保守系の議員さん方が見えておられました。
 この集まりには、いつも長生・夷隅地区の児童養護施設の子供さん方がゲストとして招かれ、一日楽しい時間を過ごされます。一宮学園の子供さん方も楽しそうにすいか割などに参加しておられ、ありがたいことだと感じました。
 韓国・北朝鮮は隣国です。政治的波乱はあっても、長期的には、善隣外交で仲良くしてゆく道を探るのが政治の役割だと、わたくしは思います。