町長日記2019年9月6日(東浪見こども園一日園長とインバウンド実践報告会に出席)

   今日は、午前中、東浪見こども園で開かれた、「おじいちゃんおばあちゃんと遊ぼう」の企画に参加させて頂き、一日園長のお役を務めさせて頂きました。

 子どもさんは、年齢ごとにわかれておられましたが、くじら組いるか組のみなさんとは、かるた、あやとりなどをご一緒しました。あやとりでは、4段梯子から、6段梯子、5段梯子などを作ったところ、お見えになっておられたご婦人にご好評をいただきました。子どもさんも、4段梯子の作り方を教えて差し上げたところ、上手くできて、喜んでおられました。

 また、2歳児のみなさん、1歳児の皆さんとは、お歌に合わせてのくすぐり技などをご一緒しました。

 その後に東京行きの予定があったので、ずっとご一緒できなかったのが残念でしたが、たいへん楽しいひと時でした。こうしたリフレッシュの機会を与えてくださった、渡辺恵之助園長先生に、感謝申し上げます。

   その後、東京の神田明神にゆき、日本インバウンド連合会・国土交通省関東運輸局・関東観光広域連携事業推進協議会の共催になる、インバウンドを巡っての会合に出席しました。わたくしに与えられた任務は、一宮での実践を踏まえて、オリンピックを迎え、またその後をにらむという構図の中での、目下の取り組みや課題について報告差し上げるというものでした。

 お話は、なんとか時間の制限をあまり越えずにできたと思います。ただ、われわれのインバウンドをターゲットにした取り組みはまだ端緒についたばかりなので、むしろ何か大きな成果を挙げつつあるところからの報告の方がよかったのではないかと思うところもありました。

   インバウンド連合会の中村会長さんは、外国人の来訪を持続的に可能にするのは、実はcivic prideだ、と仰っています。つまり、地域に対する、愛着や誇りといったものです。一宮町はこれはきわめて強いものがあるように思います。その点からいえば、わたくしどもの今後の努力によっては、一宮町はインバウンド誘導の成功例に連なれる可能性があると思います。ご一緒した関東運輸局の幹部のかたも、一宮をはじめ、外房には大きな潜在力があると思う、と仰っておられました。となると、あとはそれを顕在化して、現実に外国の方を持続的に迎えられるようになるか否かが問題だということになります。

   中村理事長は、「今日の話しを勉強だけで済ませるのではなく、必ず何らかの形で実践に結びつけてほしい」と仰っていました。わたくしは、外国人への情報発信について、インフルエンサーの力を借りることの必要性と、インフルエンサーを通じてのターゲットとする層を明確に意識することの必要性を学びました。また、旅行した後で、来訪者が確実にSNSで発信してもらうことが大事であり、それを確保するための方法論を考えなければいけないことを学んだので、実行したいと思います。

   なお、神田明神の水野宮司様のお話も大変印象的でありました。特にわたくしが驚いたのは、今後、イスラームの皆さんなどとも交流を深めてゆきたい、と仰ったことです。なかなか今日の神道家で、ここまで広い見識をお持ちの方も少ないのではないかと思い、お人柄にたいへん敬意を感じました。