町長日記2020年10月7日(かずさ有機センター会議)

   今日は、かずさ有機センターで、堆肥製造とからめて、もみ殻を使った新事業の展開を考えているふたつの企業の方からお話を伺いました。

 ひとつめは、もみ殻に、石油由来の液体の廃棄物を微生物の力を借りて処理し、もみ殻と混ぜて燃料ペレットを作るという考えです。もうひとつは、もみ殻を特殊な装置でゆっくり燃焼して、シリカ材というものを作るというものです。

 どちらの考えも非常に興味深く伺いました。また、説明された企業の方々が、現在かずさ有機センターで行っている、牛の糞尿ともみ殻を1:1で合わせて堆肥を作る事業について、財政的には赤字ではあるものの、その意義を重くとらえておられることもわかりました。

 廃棄物を資源として再利用し、新たな製品を生み出し、価値を創造してゆく。先日も触れた戦後日本の「技術立国」スピリットの真骨頂は、今日こうした分野に発揮することが求められているのではないでしょうか。両社の今後の事業の更なる展開に期待したいと思います。