町長日記2018年2月15日(有機センター運営協議会を開催)

   今日は、午前中睦沢の有機センターの見学を行い、その後、睦沢町役場で委員会を開きました。有機センターは、睦沢と一宮の牛を飼っている農家の屎尿を、籾殻と合わせて発酵させ、堆肥とするものです。今回の見学会は、昨年破れた屋根を張り替えた様子を見学したものです。すっかり明るくなり、こわれていた換気扇も新しくなってちゃんと回っていました。作業効率が大いに上がっているそうです。

 会議では、予算が審議されました。睦沢の市原町長のお話では、籾殻を分解するために酵母菌を取り寄せて加えたところ、臭気を抑える効果もあって、一石二鳥だったということです。また、以前から議論になっていた、白子町のネギの残渣を加えてみたところ、窒素分が多いので、すぐ発熱して80度になるなど、発酵の順調さがみられたこと、ただ出来上がった堆肥にはやはり窒素分が多く、水田にはむかないので、畑用に、白子町で使ってもらうことで進められれば、という話でした。

 そして、一宮町の委員からは、特に一宮町での、住民によるこの事業への理解を深めるために、取りに来た住民に無料で提供するサービスなどを考慮してはどうか、という話題が出ました。今後前向きに検討しようということになりました。

 問題としては、現在酪農家は減少が続いており、睦沢でも一軒廃業されて、牛の総頭数も減ってしまいました。こうなると、残った農家の負担が重くなってゆくので、考えなくてはいけないところです。

    午後は、千葉県町村会の会議が千葉で行われ、兼ねて職員表彰が行われました。わたくしどもの役場からは、総務課の小柳さんと秘書広報課の富塚さんが勤続30周年ということで表彰を受けられました。おふたりの晴れ晴れとした笑顔が素晴らしかったです。まことにおめでとうございました。

 お二人は、祝賀会の際に、他町村の首長さんや職員の方々とお話できて、大変有益であったと仰っていました。そういえば、自治間の横の人間交流の機会は意外に少ないのかもしれません。小柳さんは、初年度研修のとき一緒だった方が、長南町で一緒に表彰を受けられたということで、久しぶりの再会を喜んでおられました。