町長日記 6月20日(長生郡町村会定期総会)

今日は、長生郡の町村会総会があり、鴨川市の黒潮荘に出かけました。そこで気づいたのは、鴨川市では、亀田病院や鴨川シーワールドの周辺には松林が広く展開し、一向に枯れていないということです。昨年秋に、神奈川県に海岸浸食防止施策の見学に出かけたとき、神奈川県では松が枯れていないことを発見しましたが、わが房総の鴨川市でも枯れていませんでした。これは、資金豊かな亀田病院とかシーワールドによる、周到な薬剤散布や栄養剤の補給などが行われた結果かもしれません。いずれにせよ、鴨川市に理由を問い合わせてみたいと思います。

 朝のテレビで、松本市での現在進行中の事例として、松林への薬剤散布を行おうとする市と、健康被害を恐れて反対する市民グループとの間に深刻な対立があることを報道していました。松枯れ防止のための薬剤散布については、各地でかなりのデータが蓄積されているので、危険度の評価もさほど難しくないように思います。わが一宮町では、過去に健康被害が出たという話は、今のところ聞いたことがありません。一方で、散布をやめると直ちに枯れ方が激しくなるという話は随分聞いたことがあります。とすれば、散布をやめるというのは、松の保護ということからすると、無理な選択のようにも感じます。勿論ほかの選択肢があれば、それの方がよいのでしょう。そこのところは、是非専門家の意見を聴きたいところです。

 渡辺美枝子議員の6月議会の一般質問に予定されていた、ゴミ袋の値下げ問題について、町村会で議論を提起しました。首長の皆さんの認識では、ゴミを減らす工夫が一番大事で、啓蒙・教育が重要だという点が共通に語られました。ただ、その目的とゴミ袋値下げが因果的に連動するか否かについては、皆様の認識はさまざまでした。