町長日記 9月9日(上総国一之宮まつりに参加)

   今日は、昼過ぎから上総国一宮まつりに参加しました。42回目だということで、もう半世紀近く続いてきている催しです。

 実行委員長の大場体協会長によると、もともと、玉前神社の「宵まち(宵祭)」として始めたもので、国道で行っていたそうです。次第に交通量が多くなって、国道を使えなくなったものかと推察します。駅下の役場までの通りも悪くないですが、ちょっと無機質な感じはいなめないので、やはり国道の方がよいと個人的には思います。

 昨年は天気がよくありませんでした。そこで、どうなるかと心配していましたが、今年は大変好天でした。日のあるうちは、アトラクションが色々と繰り広げられました。ダンスが多く、伝統的な東浪見甚句からストリートダンスまで様々なタイプの踊りが披露されました。最後には5団体のよさこいソーランが演技をされましたが、面白いのは、それぞれ単独では独自な踊りを独自な服装で踊るのですが、いくつか共通する曲があって、その時はすべてのチームのメンバーが同じ踊りを展開していたことです。差異と共通性を併せ持ったよさこいソーランの面白さにしばし感嘆しました。欧米や中国などでも、恐らく大変評判になる日本現代文化ではないかと思います。

 また、「すめらぎ」という勇壮な太鼓の演奏に、役場の総務課の関係長が参加しておられました。あとで聞いてみたところ、彼女は参加してから5年というお話しでしたが、大変堂々とした演奏でした。一宮小・一宮中・一商高のブラスバンドはそれぞれに素晴らしいものでしたが、小学校から楽器を始めると、高校まで続けられ、結局一生楽しめることになるのだということを実感しました。

 夜は、上総踊りですが、わたくしは、オリンピック法被を着て、役場厚生組合の諸君と踊りました。ちょっとスペースが狭く、すぐ人にぶつかってしまうのが困りましたが、踊りそのものは昨年覚えましたので、まずまずきちんと踊れたと思います。残念なのは、最後に音響設備がトラブルをおこし、音楽が流れなくなって終了したことです。故障の原因をよく探って、次回はそうしたトラブルを十分回避するようにしなくてはなりません。バックアップ体制を作っておくことが今後の対策として必要でしょう。昨年も実は音響に問題があり、役場方面の区画では音楽が全く聞こえませんでした。どうも現行のシステムは脆弱すぎるような感じがします。

 上総踊りで優勝したのは、一宮商業高校のチームでした。商業は3連覇です。特に女子生徒の諸君の上手な踊りが審査員の目に高く評価されたのだと思います。おめでとうございます!