町長日記2019年5月15日(長生土木事務所と県道の植栽帯について協議と西部地区社会福祉協議会委員会に出席)

 本日は、午前中、長生土木事務所から、幹部の皆さんが見え、東浪見の県道の植栽帯について、防草シート敷設の方針を伝えて下さいました。オリンピックの会場の至近距離のところですから、開催時からその後にかけても、一定の美観維持が求められることになります。そのためには、植栽への草花栽培の可能性も残しておかなくてはならないと思いますので、ありがたいことだと思います。

 また、国道沿いの歩道は、側溝上に設置されていますが、そのコンクリートのふたが古く、ふたとふたの間に比較的大きな隙間があって、高齢者や子供の歩行に差支えが生じやすい、ということで、ふたの間にプラスチックのキャップがつけられています。これが長期間のうちに劣化して、はずれたりするので、問題が生じることがあります。先日は、郵便局付近で、これが強風で飛び、車道を走行中の車のタイヤにあたり、キャップ止めのビスがタイヤに刺さってパンクさせるという事故がおこりました。

 今回、長生土木事務所では、これを改めて、最新の側溝のふたに変えてゆく方針を定めてくださったということで、お知らせを頂いたものです。これは、今後の歩道の歩きやすさの確保に大いに寄与してもらえると思いますので、やはり大変ありがたく存ずるところです。

 長生土木事務所のみなさまには、これまでも大変お世話になってきましたが、今後も、引き続いて緊密な協力体制を維持してゆきたいと思います。

    夕方、GSSセンター会議室で西部地区社協の役員会があり、出席させて頂きました。西部は、特に「ニコニコひろば」の実践で、子供から高齢者まで一緒に楽しむ活動を長年展開してきておられ、餅つきやそうめん流しなど、にぎやかに行事が行われています。地区社協もその支援をされているということですが、伺うといつも大勢の、まさしく老若男女を問わぬ参加者がいらっしゃり、盛会に頭が下がる思いです。地区社協のみなさまが、今後もこうした地域の元気を支えていただけることを大いに期待させて頂きたいところです。

 議事のあと、「その他」の部分で少々町政に関する意見交換も行わせていただきました。まず、城山住宅から坂道を降りて、大手門を経てT字路にぶつかるまでの道が、通学路なのだが、歩道がないので、整備できないか、とのご要望がありました。坂道を下ってくる車が結構スピードを出して危ない、ということです。そこについては、今後実地検分をして、安全確保の方策を考えたい、とお答えし、ご指摘に御礼を申しあげました。

 また、GSSセンターの横の県道のところに大きなイノシシが出現しており、通行者に危険があるのではないか、とのお話がありました。警戒を強めることをお約束しました。

 そのほか、オリンピックの準備はどうなっているかについて、ご質問がありました。また、公式スポンサーに頼んで、町の装飾に協力を仰いではどうか、とのお話もありました。早速検討してみたいとお返事差し上げました。

 なお、この会議の最中に、役場から緊急の連絡があり、駅から海岸へ小学生を運ぶ小湊のバスが、海岸へ向かう県道と、東浪見のいちご組合へ通ずる「下の原通り」との交差点で、東浪見方面から直進してきた車を避けるために急ブレーキをかけて停車し、子供さんが転倒するなどして軽傷を負うという事故があったとのことでした。たいへん驚き、即時に役場、或いは現場へ向かう必要があるかと緊張しましたが、けがをされたお子さんはお二人、いずれも比較的軽傷で、救急隊員が駆けつけたが病院搬送の必要なしということであった、と教育長から話を伺い、ひとまず胸をなでおろしました。バスには40人くらい乗っておられ、気分がよくないという子供さんもおられたとのことでしたが、ともかくも一晩休んで様子を見て頂くように、とそれぞれのご家庭に連絡を差し上げてくださったということです。翌日になってまだ不調があれば、引き続いて対応しましょう、ということでした。まずは、子供さん方がどなたも大事に至らず、本当によかったと思います。

 最近、子供さんが巻き込まれる痛ましい交通事故が頻発しています。抜本的な対策をとるべきときが来ていると思います。子供さんの安全は、なにより優先順位が高いものとして、大胆に取り組んでゆくべきだと、改めて己を戒める機会となりました。