町長日記2019年7月16日(自衛官募集相談員連名委嘱式と茂原中央ロータリークラブの例会で卓話とソフトバンク来庁)

   今日は、午前中、自衛隊千葉地方協力本部の方がみえ、一宮町の自衛官募集相談員を一宮町在住の鳥丸さまにお願い申し上げることについて、連名委嘱式を行いました。自衛隊の方のお話では、昨年は自衛隊に入隊する方が、一宮にはいらっしゃらなかったそうです。消防・警察・自衛隊という「保安」関係組織の中で、消防が一番人気、次が警察、自衛隊は3位だそうです。それは、地域密着型かどうかということによるだろう、というお話でした。確かに自衛隊は駐屯地が全国各地にありますので、勤務地は地元だけということにはなりません。難しいところです。

 わたくしども一宮町は、海に広く面していますので、地震はいうまでもなく、津波による大規模災害に見舞われる可能性が大いにあります。実際に大規模災害が起こった場合、住民の方をお守りするには、自衛隊の方々の機動力をお借りするしかありません。今後とも、自衛隊と連携を強めて町の安全を確保してゆきたい、と強く思った委嘱式でした。

   お昼には、茂原中央ロータリークラブの例会で、オリンピックの準備状況をめぐっての、一宮町の現状と課題についてお話を申し上げました。例会はお昼に開かれ、参加者で昼食をともにしてから、ゲストが「卓話」という形でお話を差し上げる、という形で進行しました。

 お話では、オリンピックの概要、準備状況をハード・ソフト両面から報告しました。あわせて、①本体の運営には一宮町は関わらないので、町の皆様が何らかの形でオリンピック本体に関与しうるのかどうか、なかなかはっきりしないこと、②オリンピック関連のタームやマークなどの使用制限が厳しく、容易につかえないこと、などにより、一宮町の皆様はずっと「待ち」或いは「控え」のポジションに身を置くしかなく、困っていらっしゃることも申し上げました。

 まもなく一年前ということで、テストイベントも始まります。早く本体の詳細が明らかになって、町の皆様がどこまで関わりをもてるのかが明確になることを望みます。

 その後、ソフトバンクの関係の方が見え、キャッシュレス決済について、またデマンド交通サービスなどについて、詳しくお話を伺いました。キャッシュレス決済サービスについては、会社の利益は、キャッシュレス決済サービスを利用する消費者の、消費動向のデータを把握するところから確保する戦略だ、というところがもっとも興味深く感じました。消費者の性向・嗜好などを把握することで、的確にパーソナライズされた広告宣伝を打ってゆき、更に消費を喚起する、ということのようです。なるほど、と合点がゆきました。

   われわれ消費者は、web上でオンラインでものを買うことを通じて、購買行動を完全に把握されて、裸にされているのです。オンラインを使うことは、自分についての「秘密」を明かすことになるということは、よくわきまえておくべきことだと、改めて思いました。