町長日記2019年9月20日(災害後の現場踏査と秋の交通安全運動出動式に出席と町村長定例会議に出席)

   今日は、午前中、産業観光課のスタッフと一緒に、農協から教えて頂いた被災農家の皆様に、お見舞いと状況確認に上がりました。特にナシの農家の皆様を中心に伺いました。落果やネット破損の被害を受けておられましたが、それぞれのお立場で被害の程度に相当の違いがありました。偶然によるものなのでしょうが、風というものの恐ろしさを感じた次第です。ネット購入の補助などを、是非国から頂きたいところで、スタッフにも心して臨むことをお願いしました。

 午後は、茂原市で行われた秋の交通安全運動出動式にうかがいました。茂原署長のご挨拶で、千葉県が交通死亡事故件数全国第1位であることを伺いました。なぜ千葉県で交通死亡事故が多いのでしょうか?わたくしには現在のところ原因がわかりませんが、いずれにせよ、不名誉極まりない事態です。交通安全運動でどれだけ抑止力があるのかわかりませんが、ともかくドライバーが自覚を高めて頂ければ、幸いです。

 なお、一日署長は、一宮町のサーファーの、中塩佳那さん、脇田紗良さんのお二人の女性サーファーと、中塩さんのお兄さまの中塩裕貴さんでした。一宮のトップサーファーの皆様が一日署長をお勤めとは伺っていなかったので驚き、かつ嬉しく存じました。

 そのあと、広域組合の建物で、町村長会議が開かれました。広域からの説明があったあと、郡内各町村の、台風15号の被災状況について、意見交換をしました。白子町長が仰っていたのは、白子は大変な農業被害が出ているとのことで、確かに、一宮も農業被害が大きいのですが、農協やわかしお共済の職員はすぐに農家を回っていました。

 わたくしども町村長も、危機管理の責任を負う立場において、待ちではなく、自分から乗り込んでゆく姿勢を維持するように、一層の自覚を高めることの必要を痛感しました。もちろん、今回もわたくしは陣頭指揮をとり、一貫して先頭に立ってきたつもりではありますが、さらにその覚悟を高めなくてはならない、との決意を新たにしました。

 なお、今日は、本来睦沢町の市原議長が、全国町村議長会の副会長に就任されたことの祝賀会を、郡内の首長たちで開催する予定でしたが、災害がまだ収束していないことから、市原議長が辞退され、延期となりました。市原議長のご見識に敬意を表します。