町長日記2019年12月15日(オリンピック住民説明会とクリスマス舞踏会へ参加)

   今日は、午前中、中央公民館大会議室で、オリンピックに関する説明会を行いました。50名ほどの方がお見えでした。組織委員会から、今後の会場についての工事の概要、スケジュールなどが紹介され、併せて交通コントロールについてもお話がありました。
 質疑は多岐にわたりましたが、特に、海岸沿いの県道へ通過車両をなるべく通さない交通コントロールを行うことに関しての質疑が、わたくしにとって特に心に残るところがありました。選手や関係者の東京からの輸送が滞らないことを主目的とする交通コントロールだということでしたが、懸念されることは、この誘導により、県道沿いの店舗の営業に影響が出るのではないか、ということです。選手の方々の一宮への到着をスムーズに確保するということであれば、7時からの競技開始ですから、6時台の規制ということになり、県道沿いのお店はまだ準備中のところがほとんどでしょうから、問題はあまりなさそうです。しかし、朝9時以降となると、お店が忙しい時間となってゆきますので、影響が出てきます。まさしく、選手や関係者が到着するときだけに限った形での運用をお願いしたいものです。
 また、釣の集落にはこれまでも何度も伺って説明会をしてきましたが、区に加入していない方には、情報が届いていない場合もあることが改めてわかりました。今後の重要取り組み課題として再認識しました。こういうことがおこるであろうことは前からわかっていたので、釣地区の海岸部分の、未加入の方が多い地域は、かなりの方々に、わたくしが空き時間にまわってお話を差し上げたのですが、たまたまお留守の方もあり、なかなか「周知徹底」とゆきません。これは、今後改善を図ってゆきたいと思います。大変、申し訳ないことと存じました。
 オリンピックまであと半年強となりましたが、一宮町としても、懸念される事項をさらに徹底的に洗い出して、住民の皆様にご不安、ご負担を差し上げない形での開催を目指したいと思います。
 
 午後は、シーサイド・オーツカで開かれた、七井土の長谷川ダンススクールのパーティーへ伺いました。エッセイストの吉成庸子さんのお誘いで、ご一緒致したものです。
 わたくしは、社交ダンスはたしなんだことがありません。会場でご一緒した皆様とお話しするなかで、「コンテストに出るようなかたは特別で、わたくしたちは楽しく踊れれば満足なのです」というご意見を伺いました。確かに文化・スポーツ活動ではなんでも、長く続いてゆくためには、中心の峰の高みと裾野の広がりと、両方が必要だと思います。最後に、ダイナミックなパフォーマンスを、プロの方々がご披露下さり、目を見張る素晴らしさではありましたが、まずはわたくしなどは、裾野の隅に加わらせて頂くところから始めるべきかと思いました。
 年末のひと時を、吉成様のご厚意で楽しく過ごすことができました。深く感謝申し上げます。